少子化対策は糠みそ排除から
このブログを見たNHKの方から、少子化に関する番組にこないかとのお誘いをうけたらしい。
この前、岩村さんからその件を告げられた。
それで、私と岩村さん、番組準備のアンケートに答えるなど、これからしばらく少子化のことを考えなければならない立場となったらしい。
ああ、役不足とはこのことよ。
私も岩村さんも、少子化のこと、語る資格、あんまりないもんね。(そうだよね?)
産んでない人が、産んでいる人とため張って語れるわけはありません。
で、今、番組準備アンケートの回答を作成し、いきなりNHKに送るのも躊躇われ、とりあえず岩村さんに検閲してもらう目的で、岩村さんにメールを送ったところだ。
そのアンケートでは、現在の政府の少子化対策についてどう思うか、などの質問があった。
現在の政府の少子化対策のことを隅々まで把握しているわけではないが、現在の政府の少子化対策と聞いて、すぐに思い浮かぶのは、託児所や児童手当や健康保険の3歳未満優遇や、第3号被保険者制度だ。
自治体から100万円とかもらえる市町村もあるらしい。
そこまでして子供を増やすことが是か否かという部分ですでに私は(少子化悪いと思わないので)脱落しているのだが。
だけど確信して言えることがある。
そのような政策が「産む動機」に結びつくはずがなかろうと。
たしかに、経済的な理由で産むのを諦める人にとって、少し勇気を与えてくれる政策であるかもしれない。
だけど、その政策が、産むのを決意させる決定打にはならない。
語る資格があまりない私が言うのもなんだが、子供を持つかどうかの選択っていうのは、そういうせこいことを突破したもっと高い部分での選択であるような気がする。
たぶん、自分が「欲しい」と思ったなら、数万円の経済的理由で産む産まないを決定するような状況にはならないと思う。
いつ改正されるかわからない政府の方針を頼りに産むのを決意する、なんて、危険、とも思う。
日本女性は「お母さん」と呼ばれるのが嫌になってきたのではないかな。
「お母さん」てなんとなく脇役なんですよ。
犠牲の精神というか、自分のことは一番後回しにするというか、そういうイメージが私にはある。
「現役」じゃないような気がする。
これは日本古来の美学みたいな部分もあり、既婚男性の多くは女房のことを低めた表現を好む。
本当は愛してるんだと思うけれども、人に話すときなんとなく遠慮して少し貶めに表現する。
「愚妻」や「家内」などの表現がそれだ。
「愚夫」とか「家外」などの表現はないのに。
日本女性はこういうのがだんだん嫌になってきたのではないか。
フランスはカップル社会。
子供よりも何よりも大切なのはパートナーだと聞く。
子供を留守番させて夫婦で夜外出したりすると言う。
子供を産んだって「お父さん」「お母さん」ではなく、名前で呼ぶ。
子供にとっても親にとっても主役は自分。
それが当たり前の人間の感覚だと思うんだけどな。
まあ、こういうこと書くと、非難はごうごう来るだろうことは承知の上ですが。
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Comments
少子化、晩婚化について誤解を招く発言をしたこと、申し訳ありません。統計上は少子化と言われ我が家も一人っ子、少子化に寄与しています。ただ周囲を見回すと3人子供がいるといった家庭が多く
実家に子供を預けて夫婦で食事というケースも見受けられます。
親を有効に利用しています。
晩婚化については、子供を産むか仕事を続けるかという葛藤に対して配慮が足りませんでした。私自身、子供は産めないし若気のいたりで結婚しちゃったので。
ただ「子供を産むこと」については大変な敬意を払っております。
男には逆立ちしても産めない訳で人間種の保存に関る壮大なドラマであるからです。従って「お母さん」を貶めるような意識は毛頭もっていません。ただ女性だけでも産めない訳で、自分の遺伝子を残したいという男性との出会いは「縁」であると思うのです。
共稼ぎも経済的な理由だけではないと思います。
子供が手のかかる時期に、周りに親や保育所や施設があって預けられれば母親をしながら仕事が続けられると思います。
Posted by: 菊地 敏夫 | Aug 13, 2004 at 01:43 PM
私が言いたかったこと、うまく伝わっていないようで、残念です。
晩婚を正当化して早期結婚を否定する気は毛頭ありません。
同様に、晩婚や未婚を後ろ向きにとらえるつもりもありません。
価値感はいろいろあろうかと思いますが、自分と違う価値感を根拠も示さずに中傷するような言い方はいかがなものでしょうか。
少子化はマユツバとのことですが、出生率が減少していることは統計上では現実のことです。
Posted by: KURO | Aug 11, 2004 at 11:46 PM
>結局縁がなかっただけじゃないの。
>共稼ぎ世帯が増えているのも、
>ダンナの給料だけではやっていけないから仕方なく復職する。
これは聞き捨てなりません。
共稼ぎ世帯が増えているのは、経済的な面だけでなく、
仕事を続けたいという女性が増えているからです。
私も結婚しても仕事を続けたし、周囲もそうです。
「晩婚化=縁がない」なんていうのも大きな偏見です。
晩婚化は、自分の生き方を真剣に考える女性が増えて
きていると同時に、結婚するメリットが少なくなって
いるからでしょう。
Posted by: 岩村明美 | Aug 11, 2004 at 02:26 PM
少子化、人口減っていうけど私の住んでる土浦では実感がない。
祭りになると子どもはどこからともなく沸いてくるし、お年寄りも
元気で黄門チャマをしている。
首都圏と農村では祭りの神輿の担ぎ手もいないって話だけど、最近の都心回帰、定年帰農でほどほどに人口移動されんじゃないの。
晩婚化も茨城王では無縁。「ヤンキー早期結婚説」っていうのがあって「できちゃった婚」で40代で孫がいるなんてザラ。
高学歴化→晩婚化→少子化もマユツバ。結局縁がなかっただけじゃないの。
共稼ぎ世帯が増えているのも、ダンナの給料だけではやっていけないから仕方なく復職する。3号の披保険者なんて制度もなくしたほうがいいのでは。
Posted by: 菊地 敏夫 | Aug 11, 2004 at 01:55 PM
あぁ、私もアンケート書かなきゃ。
上野千鶴子さんに大学で学び、
『結婚しません!』の著書がある遙 洋子さんが
コメンテーターにいるのだから大丈夫。
きっと、私たちは、「遙 洋子派」なんですよ、
役割的に。ガンガンいきましょう(笑)。
Posted by: 岩村明美 | Aug 10, 2004 at 10:22 PM