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Sep 26, 2004

恐怖喚起コミュニケーション

先日、NACS東日本支部のビジネスセミナー
「危険な時代のリスクコミュニケーションとは
~消費者が求める社会的受容とリスクの伝え方~」
を聴講してきました。

その中で印象的だった言葉が
「恐怖喚起コミュニケーション」です。
文字通り、恐怖を引き起こして対処行動を
とらせようとする手法で、

マスコミのセンセーショナルな記事なども
この原理を意識してのことです。

私は自分がマスコミ関係者でありながら、
そうしたセンセーショナルな記事やタイトルが
好きではありません。
そのため、先日の『婦人公論』の薬害肝炎の記事も
センセーショナルなタイトルをつけたい編集部と
意見の調整が必要でした。

しかし、講座を聴いて、それは間違っていたかも
知れないと思いました。

「恐怖喚起コミュニケーション」という手法がなぜ
あるかというと、それは、人は怖がらせないと、
リスク回避しようという行動に出ないということが
リスク認知研究結果から明らかになっているからです。
「危険なことは私には起こらないだろう」
「私は健康だからこの先も病気にはかからないだろう」
と、自分のことに対しては、根拠のない自信というか
楽観的なリスク評価をしているらしいのです。

だから、自分のことのように「大変だ!」と
思ってもらうには、少々、センセーショナルな言葉で
注意を引く必要があるのでした。

それを私は自分の好みで拒否してしまいました。
「薬害肝炎の問題は他人ごとではない、と伝える」
という目的のためには、多少、苦笑いをされても
センセーショナルなタイトルをつけるべきだったのかなー。


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Sep 24, 2004

プロ野球騒動は経営にも通じそう

ここ数日、プロ野球再編問題のニュースを連日気にしている。
私自身はアンチ巨人というだけで、とくに贔屓チームなどはなく、プロ野球ファンと名乗れるような知識や感情は野球に対して持っていない。
しかし、この統合問題は、経営とか会社という視点から、大いに興味深く見ることができる。
今回の事件により、プロ野球に関心が湧いてきて、スト明けの日には、なんと球場に試合を見に行ってしまった。
なによりも気持ちが良かったのは、今回こそは、多数派の醍醐味を自分も経験できたことだ。

今回の事件、世論の8割から9割は選手会支持、スト支持。
掲示板などで繰り広げられる読売新聞不買運動などは、もともと野球以外の論調でも読売嫌いだった私にとって、耳に心地よい騒動だった。
そうよ。もっと早くに気づかなくちゃ。
情報を知るための一番身近な新聞やテレビは、大切。
勧誘されたから、とか、景品をくれるから、なんて理由で選択するのは自分の思想と知的好奇心を粗末にすることなのです。

それはともかくとして。
今回の事件で楽しかったのは、会社などでも多々見受けられる古い考え方に対して、世論がNOをつきつけたことだ。
新規参入問題、はじめ経営サイドは、「2005年は無理、2006年ならばありうる」と言った。
選手会は反発。2005年から12球団に、という点で譲らなかった。
世論や、テレビなどの有識者の意見は、私が見た限り、2005年からの参入は間に合う。時間はある。というものだった。
(この件に関して、日テレの情報は信用おけんな、と思ったので日テレは見てない)

参入を表明しているライブドアと楽天。
感心するのはその決断の速さだ。
近鉄を買うと言っていたライブドア。
合併が承認された途端、それなら新しい球団をつくると来た。
さっさと申請を出し、とっとと仙台知事にも話をつけた。
それを知った楽天、日替わりで神戸だ大阪だ長野だと言い、今は仙台を本命としている。
この二つの会社の経営者と古頭オーナーを比較すると、スピードの違いが明らかだ。
しかも、古頭オーナーは、あえて時間をかけようとしているように見える。
やろうと思えばできるんだけど、なにか時間をかけることに価値を見出しているような。

重要な決定ほど時間をかけなくちゃ、という古い概念は、最近の経営者にはあてはまらないらしい。
要は結果よ、と思っていた私にとってはこの騒動、楽しい。
同じ結果を出すのならば、短時間でできる方が良い。
重要な案件は時間をかけて、というのは自己満足にしかならない。
時間をかけることを良しとする人に対して演出としてやるならばともかく、単なる過程の問題とすれば、仕事は速いにこしたことはないと私は思う。

そして、私はライブドアの社長に一票。
二番煎じより、最初に声をあげた勇気を買いたい。
Tシャツで会見に臨むのも、主張があった上のことならいいじゃない。
野球界を引っ掻き回しそうなのは、こっちだな。
がんばれ、ホリエモン。

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Sep 22, 2004

勝ち組、負け組み?

よく企業の世界では、「勝ち組」「負け組」の報道がされます。
業績の良し悪しで判断されるようで、定年退職される方や早期退職で辞められる方も「勝ち組になって下さい。」
なんて言われていきます。

これが転化されて人間の価値判断も「勝ち組」「負け組」なんて論じられるように思えます。
先日、NHKの番組で山田洋次監督が映画の新作の話で「人間の価値に勝ちも負けもない。」と言われたことが印象に残ります。

人間の価値に「勝ち」も「負け」もありません。
昔、父親からは「禍福はあざなえる縄の如し」と教わりました。

企業の業績も良い時もあれば、悪い時もあります。
いちいち「勝ち」「負け」判断されては、どうかと思います。

アナリストとかマスコミの方々は、そうやって面白おかしく記事を書く。
それに惑わされてはいけないと感じています。

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Sep 15, 2004

栃木の幼児殺害事件

栃木で幼い命が失われました。
報道によれば、同居していた容疑者が以前にも虐待を繰り返していたとの事。
近所の商店の人が不審に思い児童相談所が保護をした事。
父親が祖母との同居を条件に引き取りにきた事。
にもかかわらず何故また容疑者と住むようになったのか、疑問です。
父親は何をしていたのかと疑問が残ります。

以前、我が子(そばアレルギー)が昼食後、アナフィラキシーで病院にかつぎこまれた時、学校から職場に連絡が入り大急ぎで病院に向かったことを思い出します。
母親が学校には「この子はそばアレルギーですので、絶対にそばは食べさせないで下さい。」と細かいメモを渡してあったにも関わらず、調味料の中に胡椒と一緒にソバが混ざっていたのではないか、という話。

子育ては、手がかかります。親は細心の注意を払っても子どもを守る義務があります。
3歳、4歳と言えば悪戯盛り。家の中は、想像に余りあります。

「子捨て」というのでしょうか?子育てを放棄してしまった親たち。
そういう風潮が強まっているのを危惧します。
現実を見つめないで目をそらす大人たち。
私を含めて自戒します。

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