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Nov 06, 2004

憲法改正を軽視していると

憲法24条とは、
「家族生活における個人の尊厳と両性の平等」
1.婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
2.配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚ならびに婚姻および家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。
という内容だ。
現在推進されている「憲法改正論議」では、有名な9条だけでなく、この24条も、改定の俎上に上がっている。
自民党の憲法改正プロジェクトチームは「個人優先の風潮が、公をないがしろにしている。家族を優先するべきだ。」という論調が主流らしい。

家族の優先=個人の優先、のような気もするが、そんなに甘くはない。
この改正論議が目指すものは、「男女平等の見直し」だ。
女性の利己主義が、少子化を生んだ。そのため、男性も男らしくなくなり、国のことを案じて立ち上がる(軍隊になる)男が減った、という論理だ。
ものすごく単純に言えば。

だから、家族のあり方を見直し、なにがなんでも男女平等という風潮を見直し、家を守る女と、その女子供を守るため、お国のためなら軍隊を辞さない男性を育成しようという本音が見え隠れする自民の主張。

この論理から言えば、子産みや介護は女性の義務という形になるらしい。
戦後、現在のお仕着せ憲法が、日本を誤った方向に導いたという考え方が主流のようだ。

自民党憲法改正プロジェクトチームの論点によると、婚姻・家族における両性平等の規定(24条)は、家族や共同体の価値を重視する観点から見直すべきであるという論調になる。
つまり、個人よりも集団、家族が大事。
国防は男性の義務となり、それを支える私的な領域は女性の義務になるという。
私的な領域とは、親の介護などを当然に女性が受け入れるという意味だ。

怖い。
利己主義な私から見れば、当然に長男の嫁だからといって親の介護を押し付けられるのは嫌だ。
私は仕事が好きだし、そういうことに向いている。
旦那にだって、家計に関する負担はほとんどかけたことはないという自負もある。(いや、全部私が養っているというわけではなく、割り勘を貫いてきたというか)
だけど、家事能力は、あんまりないかもしれないし、家事があんまり好きでもない。
私が家事に専念するよりかは、仕事をしている方が、社会の利益は大きいと思う。
先日の古館IQ番組でも、東大生平均に勝った。

女だからって、自分に向いていない役割分担をみすみすこなさなければ憲法違反になるのか。
いやだ。そんな世の中。

世間が大嫌いなジェンダー軍団が、以下のようなプロジェクトを立ち上げたそうだ。
私は、参加しようと思っている。
http://blog.livedoor.jp/savearticle24/
賛同金はこちらね。
http://blog.livedoor.jp/savearticle24/archives/cat_306324.html

最後に。
もし旦那が軍隊にとられそうになったら。
うちでは私が攻撃して半身不随にしてやることにしている。
旦那は、半身不随と軍隊どっちがいいかなあ、と二者択一に迫られている。

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Comments

「個」と「集団」の在り方は、どちらかを犠牲にしなければ成り立たないものなんでしょうか。
今までの社会のあり方にはたしかにそういう面があったと思います。
しかし、良くも悪くも「個」を大切にする風潮ができてきた現在、それを無視するような政策や手段は簡単に受け入れられないだろうし、個を尊重する世の中って悪くないと思います。
先日も、「田舎暮らしの秘訣」みたいな番組をNHKでやっていましたが、結論は、結局村社会の長老みたいな人への礼儀をわきまえていればうまくいく、みたいな感じなんですね。
そうではなく、新たなやり方ってないものなんだろうかと。
個を尊重する人は、案外基本的な考え方としてもコミュニティも大切にするんです。
ただ、コミュニティ尊重するには個を捨てなければ、みたいなことを言われることに反発するんだと思うんですね。
二者択一ではなく。
大人のつきあいって、個を持てる人だからこそ、実現できるんではないのかしら。

Posted by: KURO | Nov 08, 2004 at 11:35 PM

複雑な思いでコラムを読みました。
憲法24条の改正を推進しようとしている人達は、戦前の教育を受けて「お国にためには滅私奉公」が当たり前の人達。
また戦後の教育でも「会社のために滅私奉公」の会社人間が中心。
都市部においては「個」の生活は容易ですが、農村部においては集団で作業することが多いので「個」の乱用は「村八分」につながります。最近、兼業農家が殆どで農村地域においても「家族」「村社会」の崩壊が続いています。
「個」がバラバラにならず節度ある自覚をもって「新たなコミュニティ」のあり方を探していきたいですね。

Posted by: 菊地 敏夫 | Nov 08, 2004 at 10:53 AM

国は、家族という単位が扱いやすいんですね。
私のように「結婚?しなくていいもーん」なんて
言っている者は反逆者と言われかねない論調です。
困った人たちです。
少子化の問題でもそうですが、「個」を相手にした
政策を考えるということができないのでしょうか。

Posted by: 岩村明美 | Nov 08, 2004 at 12:34 AM

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