マスコミのフィルター
しつこいが、ホリエモンのことをまた話題にする。
前回書いた「若者いじめ」の続きだが、その中で経団連の奥田会長の談話のことに触れた。
奥田会長も、やはりフジテレビの味方か、という趣旨で。
しかし、今日各種新聞を見ていたら、奥田会長の発言の趣旨が今ひとつわからなくなった。
ニュースやインターネットで見る限り、奥田会長はホリエモン批判側だと思っていたのだが。
朝日新聞
http://www.asahi.com/special/050215/TKY200502210203.html
この記事を見る限り、奥田会長はホリエモンに辛口の声援を送ったとも、とれないこともない。
しかし、産経新聞を始めとした大新聞の報道を見ると(もうリンクする気もしない。探してね。みんな特集してるから)やはり奥田会長はホリエモンに苦言を呈している。
どっちだ?おい。
つまりここからわかることは、私たちの情報源の危うさだ。
私たちはマスコミからしか情報を得ることができない。
たとえば、ブログや市民新聞JANJANや週刊金曜日や、そういう一般的ではないメディアでは、なにか心地よい見解が述べられていたりはする。
(というか、自分で取捨選択するメディアなら、多少の偏りは許される。いやなら読まなきゃ良いだけだから。そういう意味で、週刊新潮を購読するのは意思のある行為だ)
何気なく入ってくるテレビのニュース。
これを見ると、奥田会長の発言はホリエモン批判と映る。
だけど、朝日の記者はどういうところに目をつけたんだ?
偏向でないことを期待する。
大学受験ナンバー1の信頼できるメディアなんだよね?
そうやって信頼してきた朝日新聞を、他の大新聞が違う報道だったからって疑い始めている自分がいる。
信頼していた朝日を、唯一他と違う報道したから、もしかして?と思っている自分がいる。
なにを信じればよいのだ?
会って奥田さんに真意を聞けばいいんだけど、みんながそんなことしたら奥田さんだって迷惑だしな。
だから代弁者としてのマスコミがいる。
考えを入れずにそのまんま報道してよって思う一方、考えがあるからマスコミもおもしろい、とも思う。
文章やら継ぎはぎ映像やら加工しない、そのまんま生中継するケーブルテレビチャンネルでもできたら、月¥2000払ったって視聴したる。
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Comments
マスメディアの情報を読み取る力、メディアリテラシーが試されていますね。イラク戦争の時も米国側の報道だけでなくアラブ側の放送ももっと流して欲しかった。そういう意味では、ホリエモンのメディアに対する考え方をもっと知りたい。
Posted by: 菊地 敏夫 | Feb 26, 2005 at 10:30 AM
>あべくん
タイムリーに同じ話題を扱っていたので、嬉しくなっちゃいました。
ブログはもちろん、しょっちゅうチェックしています。
今回の買収劇、やはりというか、本来の「業務への関心」が後付になり、ホリエモンの言動などに関心が集中しているのは反省しなくちゃな。
私も。
報道のあり方は、やはり「事実をそのまんま、コメント加えず伝える」というスタイルを期待したい。
最近心配になるのは日本国民(大げさだが)の考える力が弱くなっているのかなあと。
メディアから伝えられたことをそのまま信じちゃう、違和感を抱かない、そんな人が増えているように感じます。(私も反省)
親世代の思想の暴力は、本当ですね。
過去からずっとそうだったから、自分も親世代になったらきっとそうなるんだろうなあと思ってました。
だけど、案外なっていない。
いや、親世代にあたる人はみんな自分だけはそうではない、と思ってるんだろうから、こういう「自信」は無意味ですね。
ただ、現状、企業などに所属した際の「親世代」との対話では、まだまだ自分は「子世代」かも、っと思う場面が多いです。(もうすぐ40代・・・)
Posted by: KURO | Feb 23, 2005 at 09:07 PM
KUROさん、来てくれてありがとう。
こちらもトラバ返し、しておきました(^-^)。
堀江くんはインターネットが既存のマスメディアとつながったら、
「例えばあるニュースが報道されたときに、他のメディアでは同じニュースがどう報じられているか、それについて他の視聴者はどう感じていて、全体的にはそのニュースがどう受け取られているのかが瞬時にわかるようになる。そういう情報を取り出せる機能を視聴者が使えるようになる」
というような主旨のことを言っていた。
つまり、今民放がやってるような街頭調査とかは必要なくなるし、偏向報道したってそんなもんは一瞬で見破られるようになっちゃうよってこと。
本気で報道に公平性を求めるのであれば、それはとてもまっとうで画期的なことだと思うんだけれど、そうするとメディア側は常に世間のリアルタイムな監視下に置かれることにもなる。
既得権益が侵された上に、そういう自分たちにとってご都合がお悪いことになってしまうってことも、おっさんたちが見苦しく騒ぐひとつの原因になってるんじゃないのかなぁ。
そうすると、本気で怖くなってくるよね。
今、自分たちが見ている「報道」って言うモノの中に、いったいどれだけの真実があるのかって。
あと別ベクトルで思ったことは、「親」にあたる世代からこれだけバカにされて叩かれるんだもの、若い層が自信を持てなくなったり引きこもってしまう現象が起こるのも当然のような気がしてきた。
みんなが堀江くんみたいに強いワケじゃないしさ。
一連のバッシングほど過激でこそなくても、こういう現象はきっと一般社会のあらゆるところで起きているんだろうと思いましたよ。
それはビジネスの世界だけではなく、きっと自分を守って受け入れてくれるはずの家庭って場所でもね。
Posted by: あべくん | Feb 23, 2005 at 05:18 AM