« September 2005 | Main | November 2005 »

Oct 28, 2005

地域情報化研究会

国際大学GLOCOMで行われた地域情報化研究会「発信する地域」に参加しました。

テーマは「ブランド、地域ブランド」講師は播州ハムの堀田さん
聞き手は、ささはたドットコムの長坂さん
播州ハムの堀田さんのお話では「ブランド」とは、企業のコンセプトイメージ。社訓であり社是。
何か困難に遭遇した時に戻るべきところ。
小さなハム屋が大企業と競争していくには、ここをしっかり確立して守る、ブレナイことが大切。
ネットショップを始めたのは、1997年から。阪神淡路大震災が契機とか。
パソコンは全くの素人で紙媒体の通販を最初は検討されていたそうです。
その後、ネットの売上が順調に伸びて今では年間8000万。
楽天やヤフーの仮想商店街にも出店せずに、自分の色を出すことに専念している。

「昔ながらの職人の味」「高級ではなく高質」「熟成期間半年」など
HPで自分の商品を語れば語るほど、うそっぽく聞こえるのでお客様の評価、マスコミや雑誌の評価を載せて
「どっちの料理ショー」でも取り上げられたそうです。

同時に地元姫路の紹介「ほりほりの姫路ガイド」
で姫路の魅力再発見と情報発信をしている。
元々は姫路を嫌っていたがお城のライトアップ以来、魅力に目覚めラストサムライで撮影に使われた
お寺(書写山円教寺)でオカリナ奏者宗次郎さんの
コンサートをしたり様々なイベントを行っている。
ここでこだわっているのもコンセプトワーク、なんでこれが必要かということを時間を使って仲間と議論する。
この過程で合意形成が育まれる。ハムへのこだわりがまちづくりにも生かされている。

ネットショップを使う上での留意点を聞いてみた。
マスコミの人はネットで情報を仕入れる人が多い。
そこを刺激する材料を並べる。
例えば、日経新聞に1つ掲載されると日経グループ各社が芋ずる式に掲載される。
マスコミを上手く利用する(テレビの瞬間風速は相当強いらしい)
取材にきた時の準備も普段から整えておく。
ブログやHPは本人の人柄が出る。
ウソやええかっこしいはすぐに露見される。
お客様からの反応がハムの出来にも反映される。

姫路ガイドが商店街に与えた影響について聞いてみた。
シャッター商店街は元気になっただろうか?
商店街の人達には何の効果も与えていないそうだ。
補助金の獲得にしか関心がない。
ネットには同じ波長の人が集まる。ある意味虚像の世界。
商店街の人はリアルの世界で生きている。
虚像と実像、両方のイメージにズレが生じないようにする。

そういえば、先日も大学の生協さんのブログが有名になって表彰されたが
実像はイメージが壊れるので、出なかった。

堀田さんの実像は、HPから想像する頑固な職人というイメージとは裏腹に
よくしゃべるおじさんでした。それでイメージが壊れるので人前では
話さないという本人の弁。

交流会、飲み会と同席して段段と本性が見えてきて、すっかり
播州ハム=堀田さんのファンになりました。
お土産のローストビーフや生ハムも人柄通り美味しかった。

虚像と実像のギャップ。
普段、電話口で相談を受けていて相手はどんなイメージを自分に抱くのか?
一瞬、気になった。

| | Comments (4) | TrackBack (0)

Oct 26, 2005

協働事業の難しさ&シンポジウムのご案内

 都内の消費者団体と東京都の協働事業である『くらしフェスタ東京2005』のメインイベントの一つである交流フェスタが先週末、終わりました。新宿西口広場のイベントコーナーを10/21(金)、22(土)の二日間、借り切ってのまずまず、大規模なものでした。
 事前の広報対策、イベントの見せ方等々に関して、反省点がかなりありました。1日めにNHKニュースで紹介されたこともあり、多少の人出はありましたが、盛況というには、今一歩というのが正直な感想でした。でも、反省点がかなりあったので、来年は期待できるんじゃないかと思ってます。

 この協働事業に関わってすごく感じるのが、協働事業の難しさです。結局、事務局(常時2名体制)が何とか回しているという感じです。税金も使われているわけだから、それなりの成果がでるように、東京都も消費者団体ももう少し、頑張れないものかしら、と思ってしまいます。これが、企業の1プロジェクトみたいに進められれば違うのでしょうが、プロジェクトマネージャー不在のプロジェクト状態で、とにかく、恒例のイベントをつつがなく行うこと、が目的みたいにさえ感じられることもあります。もう一度、原点に戻って、実行委員会の委員一人一人がイベントの意義を考えたらもっと違うものになるんだろうなあ、というのが最近の私の偽りなき感想です。他にもこういう事業いっぱいありそうですよね。やっぱり、人の入れ替えしないと気がつかなくなっちゃうのかもしれません。

 そうは言っても、今年も10/28(金)の都民ホールでのシンポジウムで、2大イベントが終了となります。結構批判的なコメントをしましたが、いろいろな問題を抱えながらも、ベストを尽くした結果であることは間違いないので、これからの成長を期待しつつ、お時間のある方はぜひ、お越しいただきたく思っています。
 以前、ここで、お願いしたアンケート結果の報告もあります。それから、落語人気に乗じて、林家しん平さんに創作落語なんかもお願いしたんですが、集客となるかどうか?
 そして、もし、シンポジウムにご参加いただけた方は忌憚なきコメントを、ぜひ、ください。

●シンポジウム『企業不祥事を許さない!~私たちに何ができるのか?~』
10月28日(金)13:30~16:00
都民ホール(都議会議事堂1階)
◎落語
 ▼「落語家、林家しん平氏による創作落語 『世の中サギだらけ』
◎『企業の社会的責任』と『企業不祥事』についてのアンケート結果報告
◎パネルディスカッション
 ▼コーディネーター
 西岡幸一氏(日本経済新聞社コラムニスト)
 ▼パネリスト 
 田中正博氏(田中危機管理・広報事務所所長)
 筑紫みずえ氏(㈱グッドバンカー代表取締役社長)
 五十嵐ちづ子氏(多摩のくらしを考えるコンシューマーズ・ネットワーク)

http://www2.convention.co.jp/consumer/kaijyo.html

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Oct 24, 2005

1日きこり

アサザ基金主催の「1日きこり」に参加しました。
茨城県鉾田市(先日震度5の地震があって知名度が上がった)野友地区。

小学校に沿った雑木林、何年も放置されて竹やぶ状態。
このままでは人も動物も入れない。地面も保水力がなくなり湧き水も枯れ大雨の時は
地すべりも起こりうる。

7~8年前から地元のNPOエコタンンほこたの方が地権者の了解を得て、竹やぶを切り開いている。
刈り取ったタケ(アズマネザサ)は束ねて田んぼの排水に使う。

アサザ基金は地元の小学校(野友小)にビオトープを作り霞ヶ浦の浄化に取り組んでいる市民団体。
水源地である里山の管理を行っている。

なにしろ何年も放置されているから刈り払い機が入らない。
竹切りバサミで根元から切って進む。
まさに竹の壁に立ち向かっていく感じ。

それでも視界が広がり、道が出来はじめると爽快感が格別。
一緒に作業している大学生も教室では味わえない感触を得たと思う。
植物の名前やキノコの名前も覚えられた。

午後、谷津田を案内してもらう。
奥の方に石の祠があって弁天様が祀られていた。
湧き水があり、溜池を通って田んぼにつながっている。
ここで収穫されたお米(山田錦)は佐渡の醸造メーカーに送られ「トキの酒」になるそうだ。
霞ヶ浦にトキを呼び戻すという遠大な夢。

帰りの駅「高浜」で、アサザ基金代表の飯島さんと会う。
慶応大の学生を視察に案内していたそうだ。
昨日の東田中の谷津田の稲刈りには、NECの社員と家族連れが180名
雨の中、稲刈りを楽しんだ。

自然の回復には時間がかかる。
それでも少しずつ人間の自然に対する営みが変わることで
自然はそれに応えてくれる。
水路や畦を整備することでゲンジボタルの餌のカワニナがいたり、
サシバやカワセミの餌のサワガニがいたり、命の循環がつながってくれる。

中越地震で傷付いた棚田をよみがえらせる特集を見た。
自治体や国はあてにならない。
自分たちの力でやっていくしかないという農家の気概を感じた。

農家の高齢化で耕作放棄地の増加、戦後の造林で間伐されない山は
全国いたるところにある。
一方で働き口のないニートや団塊の世代の大量退職。
それを結びつけることができないか?と一瞬思った。

山の空気を吸えば、日ごろのストレスも発散すると思うのだが。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Oct 20, 2005

この国会議員の品性を疑った

今朝のテレビ朝日で見た内容だ。
昨日の党首討論の話題である。
討論をテレビで見る片山さつき議員をカメラが映していた。

党首討論は私も見ていたが、なかなか面白かった。
外交問題に焦点を絞り、靖国問題については、首相のいつもののらりくらり演説に前原さんが立ち上がって睨み合う、という場面もあった。
私の感想では、討論全体、前原さんの勝ちだな、という印象だった。

で、片山さつき議員である。
党首討論を見終わってコメントを求められた片山さんは、
「コイツ、同じ質問ばかり繰り返してるわね」
と、いつもの口調で笑った。
「コイツ」とは前原さんのことを指している。

前原さんて片山さんの後輩だっけ。
いや、後輩なのは、永田議員のはずだ。
片山さんが初質問をした郵政特別委員会で、
「先輩、こんなところでお会いするとは」
と挨拶した永田議員だ。

どうやら、今回の片山さつきさんが言った
「コイツ」
は、元後輩への親しみを込めた言い方ではなく、単純に批判をするための「コイツ」だったらしい。

どうだろう。
この言葉遣い。
せっかくのマドンナ議員が、残念ですね。
金太郎飴のような他の1年生議員の中で、発言ができ、単独行動もできる片山さつきさんはまだましだと、一応私なりには評価していた。

だが、この人の人間性は今回の「コイツ」という言葉に表れている。
批判と雑な言葉は違う。
野党議員だって、首相に対して批判はぶつけるが、ちゃんと敬語で責めている。

感情をあらわにして他党の党首を「コイツ」呼ばわりする新人議員。
野党の後にも国民がいるのだぞ。
「コイツ」片山さつきは、国民のことも腹の中では、同様に考えているのだろうな。

こちらのサイト、画面もみれて面白い。

| | Comments (3) | TrackBack (3)

Oct 14, 2005

障害は自己責任?

障害者自立支援法案が参議院で可決された。
法案は、衆議院に移されるが、あの衆議院だもの。
成立したも同様だ。

この法案、正直、今まであまり内容を気にしてなかったのだが、この文章を見て、愕然とした。
私も、YAHOOニュースのリンクをたどって読んだものだがわかりやすい。
法案の中身を良く知らない向きには、ぜひ一読を勧めたい。
http://allabout.co.jp/career/careerwelfare/closeup/CU20050706A/

このところ、介護保険法改正だとか、医療制度改革だとかで、「入院中の食事や住居費(?)」の自己負担がどうやら標準となって行きそうな雰囲気がある。
介護保険で言えば、在宅の人とのバランスをとるためと説明されている。
同じ被介護者でありながら、在宅の人は食費も住居費も光熱費も自己負担であるから、施設入居者にも応分の負担を、という論点だ。
介護保険制度の場合、もともと要介護度によっても給付の水準が変わるので、同じ介護度の人にこうした措置をとるのは仕方がないのかもしれない。
ただ、「公平性を」と叫ばれる場合、概して「不公平な方」の水準に合わせられるんだよね。
ま、仕方ないか、小さな政府だもんね。
介護保険のこうした改正にあわせて、医療の方でも入院患者の食費などは今後自己負担となる方向だ。
(それなら、メニューを選ばせて欲しいし、皿などもあの無機質ないかにも病人食って雰囲気のあれは、やめて欲しい。入院中であっても、食事は自由に外に行けるようにすべきだ。消費者に選択権がないのに料金だけ請求されるサービスってなに???)

介護保険の給付や、比較的短期間の特別な状況である入院の場合は、まあ100歩譲って良しとしよう。
しかし、障害者の「応益負担」ってどうよ。
受けたサービスに応じて、1割の負担をする、と言うのが今度の法案の内容だ。

だが、障害や病気は、消費者が「選択」してなったわけではない。
「サービスを受けた」と言えば、通常の消費行動のように聞こえる。
だが、障害者や病人にとっての介護サービスや医療サービスはけして選択して受けるものではない。
昨年改正された消費者基本法にも堂々と書いてあるじゃないか。
「消費者の自主的かつ合理的な選択の機会が確保され」って。
つまり、多少極論となる可能性を恐れずに言うとすれば、介護や医療を受けることは消費行動とは言えない。

障害者として生まれてきた者、障害を負った者、病気を患った者に対しても「自己責任」を求める社会とはどんなものなんだろう。
健常者から見れば「1割負担」はまだまだ厚遇されている、と感じるかもしれない。
だが、障害があるために、仕事ができない、やりたくても採用してもらえない、という点で、障害者と健常者はスタート地点が違う。

他人の痛みをわからずに、一律に「自己責任」を求める社会になっていくのだろうか。
一方で、高齢者であれば一律に保護する既得権は健在なまま、と年金不安世代としては指摘せざるを得ない。

高齢者であっても健康で収入を得る能力があって幸せに暮らしている人は多い。
そういう高齢者は、「青年」世代〈壮年?)である私なんかと比べてもなお裕福だ。
この調査を見ると、現在の生活に満足している人の割合は、高齢者にこそ多い。
仕事の能力や趣味や裕福さを考えると、この人たちを単に年齢だけで「弱者」と決め付けるのは、本人にも失礼なのではないかと思う。
このような高齢者のために、一握りの勝ち組と多数の負け組がいると言われる我々現役世代が支援を行うのはどうなのだろう。

まず、福祉と既得権を切り離してほしい。
単純に年齢によって強者と弱者を分けないでもらいたい。
そして、「今まで年金保険料を払って上の世代を養ってきたのだから」みたいな既得権は、捨て去ってほしい。
税や制度はその時々の社会情勢で変化するものだ。

そして福祉は、本当に困っている人に対して不足なく与えられるべきだ。
福祉については「民営化・自己責任」的考え方と切り離してほしい。
本当にメスを入れるべきは、医療負担が少ない&ひまつぶしのために病院を占拠している「本当は健康な」高齢者などだ。
「選択」することなく、障害や病気を患ってしまった人には、せめて生きるための基本的な権利や、人間らしい日々の生活を保証してほしい。
自己責任を強調する社会であれば、自己責任ではない事柄に対しては、手厚く保護するべきではないだろうか。

| | Comments (1) | TrackBack (2)

Oct 10, 2005

Voice Of Tsukuba

筑波大学園祭(10/8~10)の中のアースデイつくば企画「Voice Of Tsukuba」に参加しました。
学生が地域とつながりを持とう、もっとつくばの中の他大学と交流を持とうと始まったこのプロジェクト。

今回は2回目。今回のスピーカーは筑波大の中でボランティアセンターを運営している学生(S君)と
アースデイつくばの実行委員長(Iさん)。それから今年卒業して社会人1年生で4年前に学生の支援団体
ぐっぴいを立ち上げられたK君。

参加者は、NPOのスタッフ、会社員、筑波大OB、筑波技術短期大学、筑波大生など10名前後。
S君は「何のために勉強をするか?」から始まり「自分の生き易い世の中にするため」で
「思い通りに行かない」世の中も「支え合って暮らしていける」ボランティアの意義を訴えた。
アースデイつくば実行委員長のIさんは、4年前に始まったアースデイつくばの活動を報告。
筑波山や桜川でのゴミ拾い。商業施設での市民団体の環境パネル展。年2回のチラシ。
今年は「つくばのお宝探し」里山や古い町並みを歩くイベントを企画する。
K君はぐっぴい立ち上げ当初の裏話を披露。学生団体それぞれがバラバラで横のつながりを
持とうと一念発起。

続いて司会者から「ワクワクドキドキ」するプロジェクトとそれを実現する環境整備について
書いて下さいというメモ紙が配られる。
各自が書いて模造紙に貼り付ける。

プロジェクト
環境演劇~学生・高校生・市民がシナリオ作りから手がける。
障害者のためのスポーツイベント~ブラインドサッカーなど
ネットデイ~小学校に地域の大人がLANを敷設する
田植え・稲刈り・草刈などの農業体験~グリーンツーリズム
総合学習への出前授業~学生の若い力・柔軟な発想力に期待
環境整備
学生・市民が集まれる「場」情報が得られる手段「掲示板」
ミニFMやネットによる広報手段

現実に筑波大の中にはボランティアセンターの開設やつくば市のコミュニティミニFMの
動きはあるようです。

感じたのは、学生が大学に居る期間は4年間。
社会人になって他の地域に移ることで、地域との関係が途切れてしまうこと。
後輩や引き継ぐ人が地域との関係を継続してくれればいいけれど「持続性」は
大丈夫だろうか?

「いつでも帰っておいで。ここはお前の家なんだから。」と暖かく迎えてくれる
地域ばかりではないと思った。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Oct 07, 2005

運動会とビデオカメラ

運動会シーズン、ビデオカメラの問い合わせが多い。
急に映らなくなった。
バッテリーを至急手に入れたい。
撮影したテープをDVDにダビングしたい。

かくいう私も数10年前、朝5時に起きてカメラポジションの場所取りで幼稚園前に
並んだ経験があります。(親バカです)

我が子を撮っているつもりで、別の子を撮影していたり
美人先生や可愛い子を撮って、妻から小言を言われたり失敗の数々。

残念なのは、撮りっぱなしのテープが山となること。
編集するのは大変で面倒くさい。
ビデオカメラが出動するのは、年に数回(入学式、おゆうぎ会、運動会、クリスマス会)
普段は押し入れの肥やし。

それが最近は毎週のようにビデオカメラを持って、市民活動の様子を撮影し
ホームページ(かすみがうら*ネット)の
個人メンバーサイト(泳げる霞ヶ浦
に映像をアップしている。
子供から社会へ、カメラを向ける対象が変わってきている。
最近ではmixiのPushCorn倶楽部にも映像(静止画)を載せている。

個人の映像をこれからもっと世の中に広めていきたい。
もちろん肖像権とか個人情報にも配慮しながら。

運動会の撮影だけにビデオカメラを使うのは、もったいない。
それはほんの入り口。
マスコミに対抗した個人メディアの道具として捉えてほしい。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

« September 2005 | Main | November 2005 »