諦めないで、できることを
5月22日放送のテレビ東京のカンブリア宮殿を見ました。
ゲストはワタミ社長の渡邊美樹社長でした。高杉良の「青年社長」を読んで以来、モデルとなっている渡邊社長の指揮しているワタミの事業展開には注目していましたので、テレビで社長のお話を聞く機会に遭遇するとは幸運でした。
番組は「夢を実現するための行動力」というテーマで、そのために渡邊社長がどんな手段で夢を勝ち取ってきたかが紹介されました。そのあたりの内容は「青年社長」にも詳細が記されていますので知っていましたが、そのために利用した真っ赤にマーキングされた手帳を実際に披露されると、本当にすごい人なんだなあ、と実感してしまいました。
番組内で、インタビュアーの村上龍も驚いていましたが、「悩みはありますか?」の質問に「ありません。何か困ったことが起きた場合はその課題を乗り越えるために様々な方法を考えるので、悩んでいる暇などありません。」との回答が印象的でした。
スタジオ内からの音楽を目指す若者へのアドバイスする場面では、「悩んでいる暇があるのでしたら、その悩みを乗り越えるための努力をしなさい。いつの間にかその悩みを乗り越えられるようになるから」という自ら実践している方法を説きました。その言葉で、相手の若者は満足そうに「渡邊社長の言葉に勇気付けられました。」と話し、やはり実践して様々なトラブルを自らが考え、乗り越えてきた人の言葉の力は強いなあと思わされました。
また、「33歳のOLです。最近の男子社員は、ちょっと可愛い女性社員が入ってくると、とても甘やかすので、何とかして欲しい。」という内容の視聴者からの質問に、「あなたも自分が女性だからと甘えていませんか。自らが実践すべきですよ。」という一貫した自己に厳しい姿勢で、適切なアドバイスをしていました。
そうはいっても、会社の問題など、その人の属する社会に関する個人的な問題は、渡邊社長の会社であれば正統派で通せる問題でも、世間一般の会社ではそうでもなさそうなこともたくさんありそうです。でも、お話を聞くにつけて、何かその会社会社によって取り組み方法を工夫することで多少なりとも改善できそうな不屈の精神が芽生えてくるのが不思議です。
夢に限らず、何かを実現するために諦めないことは、実現に結びつける最低限の条件です。どんどん複雑化する社会の中には、環境問題、少子高齢化問題等々と悩める問題が山積みです。一人一人が、諦めず、最善の方法はどこにあるのかを考えるべく努力をしないといけないのもしれません。今のところの私の最善策はといえば、問題をできる限り良く知る努力をし、実現に近づける実力のある人を見極める力をつけ、選挙でその人を応援することでしょうか。しかし、情報公開についても疑問符の多い最近の風潮です。さて、どこまで情報の本質を見抜くことができるかが、鍵になってくるのかもしれません。
TrackBack
TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30031/10210833
Listed below are links to weblogs that reference 諦めないで、できることを:

Comments
選挙もそうですが、消費者としての商品、サービス、企業の選択でも、
>問題をできる限り良く知る努力をし、実現に近づける実力のある人を見極める力をつけ、選挙でその人を応援すること
の”人”の部分を”企業”に置き換えた意識を持つ事も同じですよね。
でも、企業イメージ調査など関わってきた経験から言うと、環境や雇用、地域貢献等の企業の社会的責任のハナシって消費者には伝わりにくいし、売り上げや利益への反映をどう考えるかは難しいです。情報をどう伝えるか、そして消費者がその情報をどう行動に反映させるかが本当に鍵ですよね。
Posted by: さいださちこ | Jun 01, 2006 at 11:37 AM
夢を諦めないで続ける努力、大切ですね。
サラリーマンでも入社当初は、夢と希望に満ちているのに月日が経つと惰性と諦念に満たされている人を見かけます。里山保全活動でも「なんで金にもならないことにそんなに労力を費やすの?」とカミサンから冷たい視線を注がれます。
Posted by: 菊地 敏夫 | May 24, 2006 at 02:29 PM