« October 2006 | Main | January 2007 »

Nov 26, 2006

交通安全教室

 先日子供の通う保育園で「交通安全教室」がありました。ぜひ保護者と一緒にということで、私も3歳の子供と参加してきました。

「読んで!聞かせて!交通安全キャラバン」という名称で、Hondaが社会活動として行っているものでした。内容も構成も演出も洗練されたもので、出演者も劇団の方ということでさすがプロ、1時間半に渡って子供の関心をしっかりひきつけ、横断歩道の渡り方を教えこんでいました。

http://www.honda.co.jp/philanthropy/report/report_050201.html

「道路の真ん中を歩かない!端を歩きなさい!!」「交差点の前では止まるの!」「駐車場でふざけちゃダメ~!」等々、常々子供に言い聞かせてはいますが、その場でせっぱつまってぎゃんぎゃん怒るのとは違い、きちんと丁寧に体系だって、子供の興味をひきながら説明するのは随分効果的なようでした。親としては非常に助かり、かつ参考になるものでした。

また、遊びたい盛りの3歳児を1時間半大人しくさせていてもらえるこういうイベントは大助かり。口うるさくしなくても、相手をしなくてもいいこんな時間はわずかでも貴重です。シールのおみやげまでもらって幸せそうな子供と一緒に、親もすっかり満足して帰ってきました。

調べてみると他の自動車メーカーもこのような交通安全教室は実施しているし、子供向けの環境に関する教室は業種を問わずいろいろな会社が取り組んでいるようです。食品関係では食育活動も行われているようです。でも、こうした社会貢献活動に関する情報は各社のHPのトップからはなかなかたどりつくにくいし、その内容はこういう活動をやっています、もしくはやりましたというものがほとんどです。具体的にどうすれば参加したり、出前講義をしてもらったりできるのかについての情報は乏しいです。

企業にとっては手間隙がかかるものだとは思いますが、もっと気楽に広い層が参加したり利用できると、子供のいる家庭にとっては随分ありがたいものではないでしょうか。保育園や幼稚園といった団体だけではなく、育児サークルや児童館での自主的なグループでの利用や、親子連れが集まる大型スーパーやショッピングセンターなどでの定期的な実施も考えられてもいいんじゃないかなと思っています。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

当局の製品安全情報

 中国で、日本製の化粧品SK-Ⅱからクロムとネオジムが検出されたとの当局の発表により、返品や暴動騒ぎが起こり、とうとう販売停止にまで追い込まれた騒ぎがありました。その後、唐突に当局の“安全宣言”が出され、今月末には販売再開の予定ということで終結しそうです。もともと安全性には何ら問題なく、ギクシャクした日中の政治の影響や、残留農薬のポジティブリスト制度導入に対する報復だとか、中央政府と上海の政治勢力の軋轢によるトラブル等という解説がされたりしています。なんだかなあ~という事件ではありますが、いろいろ考えさせられるものです。

 まず思ったのは、随分消費者をバカにした話であるということです。日本ではかなり冷静な扱われ方でしたし、暴動騒ぎにまで発展するのは国民性や社会状況にもよるのでしょうが、製品の安全性に関する情報により消費者がいいようにもてあそばれたというのは憤慨ものです。

 食品や工業製品の安全性に関わる問題は日本でもいろいろ起こっていますが、だいたい安全じゃないのにメーカーや行政が安全だとしていたというハナシ。対して今回の中国は逆のケース。日本ではあり得ないかとも思いますが、少し前のいわゆる“環境ホルモン”騒動は考えてみれば似たようなケースだったかも。結局、当初言われていたような悪影響を実験等により検証することはできなかったと理解していますが、危機意識の盛り上がりはすごかった。こういう安全性に問題ありそうと示唆する情報に対しては、科学的な検証は別にしてというかそれ以前に、敏感かつ過剰な反応になってしまいがち。経済的な損害・効果も大きく、意図的に外交や政治のツールとして利用されることも十分ありそうです。安全性や危険性に関する情報については、報道されたものを鵜呑みにするのではなくその情報の科学的な信頼性の検証がひつよなことはもちろん、当局の動向をいろいろな背景要因や隠れた意図とともに冷静に受け止める、もしくはいろいろ深読みするリテラシーまでも必要になってくるかも。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Nov 02, 2006

言論統制大連発

教育基本法改正に関するタウンミーティングで市民に対して「質問事項の強制」が行われたことは、けっこういろいろな新聞が取り上げてる。
だけど、扱いがわりあい簡単だから見落としちゃう場合も多いと思うけれども、この内容はかなりな大問題だと思う。

9月2日青森県で行われた教育改革に関するタウンミーティングで、参加する市民(学校関係者)に対して、内閣府が事前に質問内容を3つ提示し、
「あなたは2の質問をしてください」
とか、脚本を書いていたらしい。
質問の内容は具体的に限定されていて、これが一番いけないことなんだけど、3つの質問全てが教育基本法改正に賛成の意見ばかりだった。
そして、内閣府からの依頼であることは伏せてくれるよう頼まれもした。
結局、質問者は当日欠席したらしいが、おそらく、そのお仕着せの質問をやりたくなかったからなんだろう。
質問の内容はこれだ。
(1)時代に対応すべく、教育の基本となる教育基本法は見直すべきだと思います
(2)改正案は「公共の精神」などの視点が重視されていて共感している。改正をきっかけに思いやりのある社会の実現を目指すべきだ
(3)教育の原点はやはり家庭教育だと思います

この記事に関して検索をかけてみると、赤旗新聞が一番詳しく報道してた。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-11-02/2006110201_01_0.html

赤旗新聞だけだと、
「また偏ってるから」
って思うかもしれないけど、この件に関しては朝日や読売、共同通信なども赤旗新聞ほど詳しくはないけれどもちゃんと報道している。
具体的に説明している赤旗新聞の記事をぜひ見てほしいし、できれば10月31日の高橋議員(共産党)の質問や、11月1日の石井議員(共産党)の質問を国会テレビで見てみるのが一番いいと思う。

タウンミーティングと言えばだよ。
政府と市民との意見交換の場だから、まあ今回のテーマは「リスク」ではないけれども消費者基本計画にも挙げられている「リスクコミュニケーション」の一種だよね。
その意見交換の場が、あらかじめ政府の描いたシナリオで運営されているとすれば、「市民との交流も行った」ってアリバイを作らせるだけじゃん。
政府という巨大な権力に名指しで命令されたら、反抗して当日いきなり全然違うことを発言する、なんて怖い行動は普通できないから、ミーティングを欠席した質問者の行動はギリギリの抵抗だったのだと思う。
こんなタウンミーティングなら、やらないほうがマシだし、やるのならば少なくとも「あらかじめ内閣府で質問内容を設定させていただきました」って言えよ。
「命令されたことは秘密で」
「自分の言葉でいかにも本音っぽく発言して」
ってさあ・・・。
これを国会で指摘した共産党、GJ!だね。
国政選挙では民主党の邪魔をして、目の上のたんこぶみたいな存在ではあるけれど。
(ちと脱線。この間の旭川市長選挙では、民主党勝利です。誰も報道しないけど)

言論指示といえばもう一つ。
NHKの国際ラジオ放送に対して、総務省が「拉致問題を重点的に取り上げよ!」という命令を下したらしい。
自民党の片山参議院幹事長などは、最初は反対してたけれども、今日の話し合いで、賛成に転じたという。
http://www.asahi.com/culture/tv_radio/TKY200611020194.html
なーんだやっぱりやってたんじゃん。
じゃあ、前に問題になった従軍慰安婦問題についても、やっぱりやってたんだね。
それも、安倍さんと、今をときめく「核武装」発言中川昭一さんだもんね。
なあんだ。
随分怒ってたけど、やってたんじゃん、やっぱり。

国際ラジオ放送で拉致を取り上げろって命令の内容自体は、現在日本国で一番反論の言いにくい問題でもあるだけに、異論を言うのは難しい。
ましてや、横田さんたち被害者にまで、こういうことに関しては発言させちゃってるわけだから、それを見ちゃうとますます一般国民としては反論しづらい。
だけど、これがまかり通るのならば、そのうちあちこちで
「この問題は大事だから」
「あの問題も大事だから」
って、放送命令が頻発するようになるよ。
(あ、もう放送命令って出てるようなものか。最近の報道番組見てると)

翼賛メディアが小さな囲み記事とかで、この2つのニュースを報道している。
記事は小さいけど問題は大きい。
小さいけれども報道したのは、メディアの最後の悲鳴かもしれない。
市民は、自分の言論や質問内容をお上から決められたくなかったら、こういうニュースに大きく大きく反応した方が良い。

| | Comments (2) | TrackBack (4)

Nov 01, 2006

ID&パスワード

小さい子どもを抱えて自宅で仕事をしていると、外出することが大変億劫になり、出来る限りの用事はネット上で済ます傾向が加速しています。銀行の残高照会や振込み、食料品、子どものおむつ、本、雑誌といった買い物、証券会社に、図書館の予約、デジカメの現像などなど。さらに、息抜きと称してオークションやSNS、各種の掲示板の利用などもあります。

で、そういう時に問題になるのがログインするためのIDとパスワード。この管理をどうすればいいのかというのが長年の課題です。ちなみに、私はネット上で使うIDとパスワードをいくつ持っているのかとこの機会に数えようとしてみましたが、40まで数えたところでイヤになりやめてしまいました。おそらく7~80くらいはあるんじゃないでしょうか。もちろんこれらを全部覚えれるわけはなく、IDとパスワードが発行される度に書きとめておくんですが、いちいちメモをひっくり返して探すのって、なんでも検索してくれるネットを使いながら非常に矛盾した状態だなあとしみじみ思います。

IDもパスワードもある程度はパソコンに覚えてもらうことは可能ですが、新しいパソコンに買い換えた時のことを考えると単純に喜んでいいことなのか悩みます。解決策としては、銀行・証券関係はせっせとアカウントアグリゲーションに登録してIDとパスワードを集約化。そして、指紋認証リーダーを購入しました。これはアクセス認証が必要なwebページのIDやパスワードを予め登録しておけば、指紋を読み取らせるだけでログインできるもの。USBで接続でき、名刺ぐらいの大きさで場所もとらない優れものです。しかも、指をのせるだけでスムーズにログインできるのは顔パスみたいで随分気分いいというおまけも。しかし、この間突然入院することになってしまい、その間主人がログインしたくても指紋認証は当然使えないし、安心してメモはどっかいっちゃってるし、かえってややこしいことになってしまいました。そういえば同じような話を生体認証のキャッシュカードを作った人からも聞きました。

 そもそも、パスワードを全部異なるものにすると覚えきれないし、同じものにするとセキュリティ上問題あるし、難しいですよね。最近はご丁寧に「お客様の暗証番号は他人から推測されやすいものなので、変更させていただきました」なんていう連絡やら、勝手にパスワードを時々刻々と変化させ表示し続ける機器を持たされたりするし。あまり利用者に管理の負担をかけない安全なネット上の個人認証方法が、考えられてしかるべきではないでしょうか。

| | Comments (1) | TrackBack (1)

« October 2006 | Main | January 2007 »