霞ヶ浦市民の調査から見た魚たち
霞ヶ浦には一体どんな魚がいるのだろうか?
半年(7月~11月)にわたって霞ヶ浦で漁をしている「川岸屋」さんの定置網を買い上げ、魚を種類毎に選別し計量し、試食した「里浜魚類調査1日漁師」の報告会が行われた。(主催:霞ヶ浦市民協会)
最初に基調講演で「淡水魚の魅力」~淡水魚の写真を撮っている渡辺昌和さん。
淡水魚といっても一生淡水の中で暮らすフナやコイ、クチボソといった魚と海水と淡水を行き来するアユやウナギなどがある。
また同じ淡水魚でも地域によって個体差がある、魚は地域の歴史の生き証人。
むやみに希少種を守ろうと放流をしたり外来魚を持ち込むのはいかがなものか?
淡水魚の魅力は身近な魚であること。
メダカの例で、小さい体ならではの特技(隠れる)がある。田んぼで大きい図体をしていたらサギの餌食。
外来魚や鳥から身を守る術を心得ている。(例:オイカワが水際をころがりながらバスの攻撃を避ける)
観察をすること、記録を取ることの重要性を強調された。
続いてレンズから見た釣り大会、私の撮影したビデオが流れる。
漁師さんが網からハクレンを取り出す様子に「オー、でけっ」という現場の声。
ウナギやモクズガニやアメリカナマズやコイ、ブルーギル、エビなど魚がピチピチ跳ねる様子を映す。
今回の調査で取れた魚をHさんが解説。
また参加者の感想(中学生、大学生、大人)から参加する前と後の意識の変化を紹介。
参加前は、霞ヶ浦は汚れて魚が住めないから参加後は、たくさんの魚がいて、しかも食べて美味しい。
今後はイベントによらず自発的に水辺に近寄る仕掛け、川魚を食べる文化の伝承が課題。
休憩時間にロビーで漁師さんが作ったナマズの唐揚げやゴロの佃煮、シラウオやエビのかき揚げが振舞われる。あっという間になくなった。
後半のディスカッションでは、親水性を持たせる仕掛け(トンボ公園やビオトープ)
里浜というテーマで湖と人のつながりを取り戻すアイデアについて話し合われた。
堤防で仕切られてなかなか水辺には近寄れない霞ヶ浦。
透明度も少なく、うっかり足を入れると廃材やガラスで怪我をしかねない。
研究者からは10数年、霞ヶ浦に関わっているが毎年新たな発見がある。
アサザやゼニタナゴのようなシンボル的なもののみを追い求めると本質を見失うことになりかねないと厳しいご意見もいただいた。
人と湖の関わり方、様々な分野の方とこれからも話し合い知恵を出し合いたい。

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