Mar 29, 2006

ラムサール条約勉強会と自然再生協議会

ラムサール条約勉強会(3/19)と自然再生協議会(3/26)に参加しました。

ラムサール条約は湿地と人の関わりを定めた国際条約。
新潟の佐潟と千葉の谷津干潟から講師を招いて先進事例を学びました。

佐潟は凍らない湖ということで白鳥の越冬地。
昨年、霞ヶ浦市民協会のメンバーが現地を訪問し3000羽の白鳥が明け方飛び立つのを観察している。
今年は、雪が多く白鳥の飛来も少ないらしい。

10年前、国と県から降ってわいたような「ラムサール条約」
地元住民にとっては寝耳に水。
昔は田んぼも作っていたが、労力も大変なのでほったらかしのヨシ原状態。
生活スタイルも変わって湿地はやっかいな存在。

「それじゃ沼があんまり可哀想だ。」と地元のお年寄りが立ち上がり昔のドロ上げや潟舟の通り道を整備しだす。
ハスの葉を使ったお茶を特産品にしようといったアイデアが飛び出す。
地域の子供が学校の授業で佐潟を調べる。

「10年経ってやっと本来のラムサール条約の趣旨に沿った活動ができるようになりました。」と講師の弁。

続いて千葉の谷津干潟、こちらは都市部に残る湿地。
高度経済成長時代には、埋め立ての計画もあり湾岸線のインターの計画もあった。
かつては谷津遊園の遊戯施設もあった。
今はかろうじて2本の水路で海とつながっている。

周辺住民も「臭いがくさい」「早く埋めてろ。」という声があったが一人の人が立ち上がりゴミ拾いをして集めたゴミを市長室にぶちまけた。一人二人と賛同者が現れ、市民意識が芽生え湿地がよみがえった。
今は下水道が完備して生活排水が流れ込まなくなって、アオサが発生するという皮肉な事態だそうです。

さて霞ヶ浦、自然再生協議会で全体構想がまとまり具体的な計画案の段階に入った。
湾奥部(田村・沖宿・戸崎地区)の湖岸帯の自然再生。

沖だしの矢板を一部削って自然の力を利用して砂浜や湿地を復元させる案。
現地見学会を行った。
浚渫された土にヤナギの木が芽吹いていた。
掘ってみるとすぐに水がしみ出す。
砂浜も一部残っている。きれいな砂だった。

ハス田には防鳥ネットが張られている。
カモがハスの芽を食べてしまい農家にとって大変な損害がそうだ。
野鳥の会の方が網にひっかかったカモやシラサギを数えたら数百羽になったという。
産業と自然再生との折り合い、これが霞ヶ浦にとって最大の課題だ。

鯉は鯉ヘルペス以来、湖内での養殖は禁止されている。
渡り鳥も鳥インフルエンザの元凶ではないかと養鶏業者からにらまれている。
ハス田農家からも目の敵だ。

「自然も大切だが、自分たちの生活はどうなる?」
それが農家の本音ではないか。

ラムサール条約や自然再生のメリットは何なのか?
地元住民に丁寧に説明しないとせっかく作った計画も一部の自然愛好家の自己満足になりかねない。


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Sep 30, 2005

コウノトリの放鳥と象の引越し作戦

兵庫県豊岡市で絶滅しかけたコウノトリを保護して、コウノトリが生息できる餌場や棲家を整備して、5羽のコウノトリが放鳥されたというニュースが流れました。(9/25 朝日新聞朝刊)

愛知万博のフィナーレを飾るニュースとしてこれぞ「自然と人の共生」「自然の叡智」と拍手喝采したのですが
今朝の「象400頭 引越し作戦 ケニア」を見て野生動物との共生の難しさを感じました。

密猟で絶滅しかけた象を保護した結果、増えすぎて周辺に住む人を襲ったり農地を荒らしたりして被害が増大し、麻酔銃で眠らせて350kmはなれた別の国立公園に引越しさせるという。

なんとも難しい問題。

今度コウノトリが増えすぎて、農作物や人に危害を加えるようになったら、と思うとのんびり悠長なことも言っていられない。

現に霞ヶ浦周辺では、シラサギが群れをなしてハス田に舞い降り農作物に被害が発生するため鳥除けの防護ネットを張っている。
2羽、3羽が田んぼに居るくらいなら優雅でいいやと思っても、20羽、30羽となったらヒッチコックの「鳥」の世界。

今日も農道を自転車で走っていたらアオサギと目があって、一瞬怖かった。

野生動物は人間のことなんかお構いなしです。
エサがあれば住みつき、敵がいなければ子供を増やし、襲われれば刃向かう。
人間の思うようにはならない。

昔は人間の方が力が弱くて、野生動物の中に住まわせてもらったが、今は力をつけて自然をねじ伏せることが
できるようになって、野生動物との距離感を見失いがち。

勝つか負けるか、ではなくほどよく折り合いつけてという「生き方」を身に付けたい。


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Jul 19, 2005

里浜魚類調査「1日漁師」と外来魚堆肥化

桜川村(現稲敷市)古渡(フット)という所で里浜魚類調査「1日漁師」(主催:霞ヶ浦市民協会)と土浦の県南生涯学習センターで行われた「外来魚堆肥化、循環型社会への取り組み」の報告会(主催:アサザ基金)に参加しました。

里浜魚類調査は、現在霞ヶ浦ではどのような魚がいるか調べてみようという試み。
同時に霞ヶ浦にもっと関心をもってもらおうと企画しました。

結果は、5箇所定置網を上げてかかっている魚が違いました。
ニゴイ、コイ、フナ、ハクレン、アメリカナマズ、ハス、ワタカ、アユ、ウナギ、ゴロ、エビ、タナゴ、ブルーギル、セイゴ。船を走らせているとボラが多数跳ねた。「風向きや天候によって魚は移動して上げてみないと分からない」と漁師さんのお話。
重さを計測してエビをかき揚げにコイはコイコクにして美味しくいただきました。
お土産のエビは塩ゆでにしビールのつまみに最高でした。

「外来魚堆肥化、循環型社会への取り組み」では、5月のアメリカナマズの産卵期に4日間漁をして20トンの
水揚げ魚1kgを50円で買取、68円/kgの魚粉4トンにしました。
それを有機農業の団体(ギルド)に堆肥として使用してもらい来年春頃から出荷する。
湖から魚という形でリン・窒素を取り除き水質浄化に貢献、漁業も元気になり又堆肥という形で地域に還元され
地産地消の社会システムを構築する。
課題は、外来魚の買取価格と魚粉の製造コスト削減のようです。

一般消費者として「川魚」を食べなくなったという気がする。
土用の丑の日のウナギや初夏のアユはともかく、コイやフナ、ゴロ・エビといった魚は見向きもされない。
その間にゲームフィッシングのブラックバスが勢力を拡大、今やアメリカナマズに変わった。
アメリカナマズも元はハンバーガーの食材として輸入され逃げ出したのが増えた。
白身でフライにすると美味いのに何故食べないか?調理が面倒だから、臭いが嫌だ。

川魚には、ムシがわくというので生では食べれない。
塩焼きやフライか味噌汁に放り込む。

亭主は、釣った魚を自分で調理する。
カミさんも「魚臭い!」と文句を言わず、地元の魚を食卓に乗せる。
子供も川で一緒に魚を追いかける。捕まえて遊ぶ。
そこから湖と人のつながりが生まれるように思う。


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Jul 08, 2005

レジ袋有料化へのちょっとした反発

レジ袋有料化がそのうち実現するのだろう。
これに真っ向から対立する理由はないし、対立したら人間性まで疑われそうな風潮だし。
近い将来、一袋5円なり10円なりの代金が買物の際、追加されるようになるんだろう。
消費税値上げの際と同様、消費者は、一時騒いで反応するかもしれない。
でも、慣れれば平気。
気にせず有料でレジ袋を購入するようになるのかもしれない。

そうやって、消費者へ負担を求めるのが、一番楽ってな風潮が出来上がる。
レジ袋有料化はいつ頃だろう。
2007年から、なんて書いてある新聞を見つけた。
消費税値上げとどっちが先に実践されるのだろうか。

有料になったレジ袋は「商品」になるんだろう。
すると、レジ袋は有料になるだけでなく、消費税もかかるようになるんだろう。

真っ向から反論する気は毛頭ないのね。
だけど、この制度には疑問が一杯っていうか、もっと全体を見渡そうね、って感想がぬぐいきれない。
レジ袋有料化は、時代にそぐわないと思うのだ。
(あー。こんなこと言うと、また、なににでも反抗する、とか思われるのだろうなあ)

思うところは二つだ。
レジ袋有料化は、少子高齢化社会に逆行する。
それと、
レジ袋有料化は、店(とくに量販店)の売り上げに多大な影響を与える。
よって、経済には少なからず悪影響を及ぼす。

毎日の食事のため、仕事の帰りに買物をするのは誰だろう。
私が思うに(きちんとした調査は見てない。感覚的な実感なんだが)それは、妻だ。
買物担当が旦那になっているケースは、おそらく少数派。

共働き世帯は増えており、核家族化も進んでいる。
専業主婦といわれる役割は明らかに減少している。
共働きであっても、日々の買物は、妻の方が担っているケースがやはり多いのではないか。

働く女性の多くが、会社の帰りに買物をする。
これは、けっこう大変なんだ。
会社に行くきれいな格好で、高いヒールで、会社の書類とかも持ってたりして。
それなのに、大量の買物袋がさらに荷物として加わる。
買物っていうと楽しそうだが、はっきりいって毎晩必ず用意しなければならない夕食の材料を買うのは大変。
あまりおもしろくはない。
駅からまっすぐ家路をたどれる旦那を恨めしく思うこともある。
野菜なんか、とっても重い。
それに、経済を考えれば、まとめ買いの方が家計に優しそうだから、無理してでもまとめ買いをやってしまう。

少子化対策を考えるならば、専業主婦世帯よりも共働き世帯の方が子どもの数は多いという。
共働きで子育てをするってのは、まあ、専業主婦世帯で子育てをするよりか、一般的には時間的条件がきついわけで、それでも、経済的には専業主婦世帯よりかは楽な場合が多く、だからこういう調査結果が出てるのだと思う。

買物を主目的として外出するわけではない有職主婦。
荷物にショッピングバックが加わるのは、言葉で言うほど簡単なことではない。

さらに、この有料化運動。
量販店は、「税金として均等にとるならOK」とか考えて油断してる場合じゃないぞ。
量販店の売り上げは、絶対に下がる。

日常の買物をするとき、そこに幾ばくかの「衝動買い」が加わる。
スーパーなんかで、とくに起こりがちだと思うのだけど、どうだろうか。
「ああ、冷凍食品が4割引。じゃあ、いつか使うかもしれないから買うか」
と感じるのは、なにもチラシを見て戦略的に買物に行った客ばかりではない。
「いつか役立つだろう」
という気持ちで、余計に購入する食材は多い。

だが、レジ袋が有料ってのが少し脳裏に刻み込まれていると、そういう気持ちにブレーキがかかるのだ。
「一袋で入らなくなったらどうしよう」
と感じたとき、優先順位の低い冷凍食品は、棚に戻されてしまう。
持参した「ショッピングバック」のサイズにあう容量の買物を心がけるようになる

そればかりではない。
買物は、地元のスーパーに限ったわけではない。
ほとんどの日常的買物は、自分の駅でするとは言え、たまに勤務先の駅のスーパーで、探していた食材を一個だけ買うこともある。
「これ一つのために、袋をもらうのか」
と思うと面倒になって引いてしまう可能性は大いにある。

こういうの、積もり積もればけっこう打撃ではないですかね。量販店さん。

店の品揃えだって変わるかもしれない。
「必需品」に照準があたり、「ちょっと衝動買い」的なすてきな商品が消えた店頭は、考えただけでも、さらにおもしろくない。

とてもきれいな主張に映る「レジ袋有料化」。
そのことだけを見れば、時代にあった良い制度だろう。
だが、少子高齢化や経済低迷という別の側面から、見てみれば、やはり、
「買物する人は、買物を主目的として店に来た」
という固定観念から抜けきれていないように思う。

日曜日なんかに車なんかで来て、大量に一週間分の買物をするファミリーみたいなのにも、悪影響だ。
車で来るから、羨ましいような量の買物をして、1万円とかをスーパーで使っている。
その人たちだって苦労するだろう。
店から駐車場まで商品を運ぶとき、不便だろうと思う。

それに、買物って、ノリもあるから、1人で行うよりも、旦那なんかと一緒にやってる方が、余計なもの買うものですよ。
「楽しそうだから、買おう」
ってイベント化する。
主婦が渋ったって、旦那がお金寄付してくれたり。
週末まとめ買いにはそういう効果がある。
毎日買物する人に比べて計画的、とは、言い切れない面がある。

レジ袋有料化は最後の手段だ。
消費者にいきなり責任を押し付ける前に、やるべきことがあるはず。
そして、やれると思う。
こういう世論が高まった今、レジ袋代金を節約するための販促手腕というものは存在すると思う。
いきなり顧客に負担を押し付けるよりも、まずはそういうアイディアを生かす方が先だ。
経済にも良い。

それが無理ならせめて、一袋目だけは無料にしたい。
衝動買い防止には、難しいかもしれないけど、それが、「他にも予定があってついでに買物する」消費者に対する販促活動になる。

「クールビズ」始め、最近の環境省の主張。
「環境問題だから反対しづらい」という風潮を作ったのは立派だ。

だが、経済は悪者ではない。
環境と経済を、対立するものとして捉えることには疑問を感じる。
せっかく成長した経済を否定する必要はない。
経済国としての、日本ならではの、
「さすが」
な環境対策を、考えるべきときが来ている。


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Jun 28, 2005

霞ヶ浦湖岸をめぐるツアー

(社)霞ヶ浦市民協会主催の「霞ヶ浦湖岸をめぐるツアー」に参加しました。
今回の企画は4月に霞ヶ浦環境科学センターで開催された「里浜シンポジウム」の現地視察という形でガイド役に
宇多高明先生をお招きして実現しました。

土浦入りから沖宿、戸崎、歩埼と時計回りに湖岸を進みます。
所々でバスを降りて、地形、風向き、波の大きさ、構造物、砂の大きさによって砂浜は移動するということを現場で解説してくれました。

霞ヶ浦湖岸線は明治初期には湿地帯でアシ原が広がっていました。

昭和40年代から霞ヶ浦総合開発が始まり湖岸沿いに護岸提が出来てアシ原がなくなり、波が護岸提に当たってはね返り浅瀬を削って砂浜も消失しました。冬場の筑波下ろしが吹く頃は、波が護岸提に当たり内側に人家や田んぼ、ハス田に押し寄せました。
平成13年度の国の予算で消波施設(石組みや粗朶や、ジャカゴ(網状のネットに石を詰める))ができて
アサザやヒシといった水生植物が一部の地域で復活しています。一方では粗朶が打ち上げられていたり
砂を入れても砂が移動していたりと自然再生の難しさを感じました。

宇多先生曰く「今の技術水準では、かつての砂浜を復元するのは難しい。」とのことです。
砂を入れて人工ビーチを作るのは、新たな埋め立てに他ならないそうです。

一部の所で、自然に砂浜が伸びている箇所がありました。
(2年前に訪れた時は真っ直ぐな水際でした)
砂浜は生き物のように風、波、地形、砂の大きさによって動くことを目の当たりにしました。
又、おばあさんが砂浜の雑草取りやゴミ拾いをしている地域もありました。
釣り人や水上スキーやジェットスキーを楽しんでいる地域もありました。

人と砂浜の関係、地域に応じた砂浜のあり方を住民の人と考えていきたいと思います。

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Jun 25, 2005

これからの暮らしとエネルギーを考える

千葉市生涯学習センターで行われた「これからの暮らしとエネルギーを考える」(主催:(財)電力中央研究所、(社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会(略称NACS)、後援:NPO法人環境カウンセラー千葉県協議会 千葉市生活デザイン研究会)に参加しました。

「エネルギーと環境問題の解決とは?」講師:(財)電力中央研究所 参事 工学博士 中岡 章氏
~世界がもし100人の村だったら~この本から入られたので、この人はいい人だと思いました。

次のスライドがアメリカ、日本、インドの家庭の家具を全て表に出した写真。
日本の写真が家電製品や服装で埋まっていて、半面アメリカやインドの写真はスッキリしている(インドは電化製品がない)印象を持ちました。

産業革命以降、化石燃料の消費が増大し今までは循環していたCO2が大気中に溜まり地球温暖化が始まったという。
京都議定書が発行されても大消費国の米国が参加しなかったり途上国の経済発展に伴うCO2の増加などで
効果のほどは怪しい。ならこのままでいいかというと化石資源の枯渇や将来に禍根を残す。
エネルギーの比重をCO2を出さない自然エネルギー(太陽光、風力、水)や原子力に移し、ライフスタイルも省エネに変えていくべきだという主張。

もっともだと思う。ただ個人の努力だけではどうにも進まないので車中心の社会構造を転換するまちづくりへの誘導や税制面での優遇措置などのインセンティブが必要なのでは、と思った。

「無理せずにどこまで省エネ?」(財)電力中央研究所 上席研究員 工学博士 中野 幸夫氏
家庭部門での用途別エネルギー消費量では、暖房がトップ(29%)続いて給湯(27%)後は厨房、冷蔵庫、照明が7%その他(22%)意外と冷房は2%、テレビやパソコンはその他の中?

家庭部門でのエネルギー有効利用の柱は、省エネ住宅(高気密・高断熱)の普及と家庭用機器の買い替え(高効率機器との)だそうです。ヒートポンプエアコンや冷蔵庫、ガスコンロ、照明器具を高効率のものに、ついでに自動車もハイブリッド型に。それだけで2~3割は省エネになるしCO2も減る。

耐久性もあると思う。我が家では家庭用機器(冷蔵庫や暖房機)は10年は使う。
2~3年前に替えたので後7~8年は先、それに自動車も3年前に替えたばかり。あと5年は乗ると思う。
せいぜい出来るのは照明器具を電球型蛍光灯に替えるのと待機電気のビデオやトイレのウォシュレットを消すことぐらい。それでも年間数千円の省エネにはなるか。

家庭で省エネを実践するには、毎月の電力量をチェックして「あっ今月これだけ減った!」といったダイエット効果を期待するしかないようです。

最後に高校生(日本大学習志野高等学校)による「持続可能な社会をめざして」というレポートが面白かった。
グリーンコンシューマーになろう、買い物チェック、ワーキンググループ、省エネアクション、企業・行政への提言など高校生の指摘が素晴らしかった。企業の環境レポートを読んで、「漠然として何がどう関連づけられているか曖昧」などは耳が痛い。コンビニの電気の使用量は一般家庭の30倍という指摘も生活に身近なコンビニをよくぞ叩いてくれた、ついでに自動販売機の電気代も調べてくれたら最高。

いろいろと勉強になった1日でした。講師の方、スタッフの方に感謝、感謝です。

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Jun 13, 2005

第21回水郷水都全国会議in久留米・柳川

6月10日~12日、水郷水都全国会議in久留米・柳川に行ってきました。
前回(昨年11月)の浜松大会に続いての参加です。

今回の目的は、柳川の掘割下りをすることと公共工事の進め方を巡って住民と国、自然と人間の折り合いをどこに見出すかという事です。

柳川の掘割は昭和40年代にドブ川化した掘割を埋め立て予定であったのを、一人の市職員(故広松伝さん)が「1年間だけ待って欲しい」と市長に直訴してゴミ拾いをしながら市民が加わり埋め立てを思いとどめさせ、その活動が「柳川掘割物語」などマスコミで紹介され全国から大勢の観光客が訪れるようになり地元経済にも貢献したという。掘割は元来城の防御用として又物資の運搬用として整備されたが、現在でも農業用水として利用されているそうです。船頭さんの話では、「昔は堀でよく泳いだ。魚もたくさん捕れた。」と掘割に対する愛情が伝わってきました。
そういえば池波正太郎さんの「鬼平犯科帖」や「剣客商売」でもよく小名木川や大川(隅田川)の情景がでてくるが、かつての江戸は「東洋のベニス」と言われるほど町中に水路(運河)が張り巡らされていた。
戦後高度経済成長で、川を暗渠化して高速道路を掛けたりして川辺の風景を台無しにした反動がここにきてスローライフ、環境都市という名目でリバーサイド再生が沸き起こっている。水辺の風景や掘割の復活もいいが、ゼネコンや官僚の策略で住民不在の第2の公共事業にならない事を望みたい。

公共工事といえば、「諫早湾干拓事業」と「川辺川ダム」問題が今回の会議でもメインテーマに上がった。
「宝の海・有明海・不知火海を取り戻せ」という漁民を中心にした弁護団長の叫びと農水省のあくまで工事続行の対立の構図に一度は司法が待ったをかけたが、高裁で逆転。最高裁に持ち込まれることになった。
川辺川ダム問題でも、住民の同意書が偽造であったり同一人物の署名であったり、専門家と官僚の描いたシナリオに対して住民が「NO」を唱えている。

ただここにきて変わってきているのは、「反対」だけではなく「対案」を出す知恵を住民が身につけたこと。
「緑のダム」や江戸時代の治水技術に学ぶ「温故知新」の考え方。徳島吉野川第十堰の技術や今回の会議でも紹介された佐賀平野成島兵庫の遊水地を巧みに利用した治水技術、自然と人間がおりあいをつけながら、その土地にあった工夫をしている。

官僚や専門家のダム一辺倒の規格品の大量生産、河道主義ではどうにもならなくなっている。
大型予算に群がるゼネコン・地元議員や国会議員も予算獲得に奔走するのではなく、住民の暮らしや昔の知恵に耳を傾けてはどうだろうか?

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Jun 07, 2005

在来魚釣り大会と里浜魚類調査~1日漁師

外来生物法の施行に伴い、キャネルキャットフィッシュ(アメリカナマズ)やブラックバス、ブルーギルといった魚が
外来魚に指定され駆除の対象になりました。

入れない・捨てない・拡げない。(外来生物被害予防三原則)

他から外来魚を運搬して放したり、ペットショップで買ったカメを買い切れずに川に捨てたりする行為は罰則が付きます。詳しくは→http://www.env.go.jp/nature/intro/2gaiyou.html

じゃ、在来魚は生き残っているか?ということで「在来魚釣り大会」と「里浜魚類調査~1日漁師」を実施することになりました。かつては河川のどこにでもいたクチボソやフナ、タナゴ、アカヒラタビラなどの小魚を水路で釣ります。

1日釣り大会
日時:7月10日(日)AM8:00~11:00 小雨決行 雨天中止
場所:茨城県稲敷郡美浦村、余郷入り水路(国道125号大谷のT字路を大山方面に入り約2.5km、市民協会の幟を見たら右折し農道を直進。
参加申し込み:7月4日まで「在来魚釣り大会参加希望」と書いて氏名、電話番号、メールアドレスを(社)霞ヶ浦市民協会事務局(〒300-0033茨城県土浦市川口2丁目13-6 FAX:029-821-6209)又はkcajimukyoku@dream.comに連絡してください
参加費:おとな300円、こども100円 保険費用など
持ち物:釣り道具 エサ(アカムシ、ミミズ)水筒 長靴、雨ガッパ

里浜魚類調査~1日漁師
日時:7月16日(土)、8月20日(土)、9月17日(土)、10月15日(土)、11月26日(土)9:00~12:00
場所:「川岸屋」茨城県稲敷郡桜川古渡 TEL029-894-2502
調査内容:漁師さんが網で捕った魚を皆で分類して詳しく調べます。データを取った後に料理して試食します。
持ち物:タオル、水筒
申し込み・問い合わせ 身近な川プロジェクト 岩崎 TEL&FAX029-822-2589

この企画は独立行政法人環境再生保全機構の地球環境基金の助成を受けて行われます。
霞ヶ浦の自然に触れる機会です。ご参加お待ちしています。


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May 23, 2005

里浜シンポジウム

先日(22日)霞ヶ浦環境科学センターで行われたシンポジウム「里浜づくりと流域の暮らし」(主催:霞ヶ浦市民協会)に参加しました。

砂浜ができる地形、風向き、砂の流れ、波消しブロックの効果、砂の大きさ、砂浜の勾配などについて講演を聞いた後でパネリストから里山や里川と同じく「里浜」という言葉もあるのではないか、人々の暮らしと結びついた砂浜の役割、浄化機能、昔の流域の暮らしについてお話を聞いた。

砂は自然の力(波や地形)で自分の居場所に落ち着くという。
人間が、囲ったり元々なかった所に砂を入れて人工の砂浜を作るのは止めたほうがいい、
それは埋め立てと変わらない行為です。(納得です)

それではコンクリート護岸で囲われた湖に砂浜を復元するのは可能なのか。
地元住民は今までさんざん水害に悩まされ、やっと護岸ができて安全な暮らしが確保されている。
今さら護岸を取り除くことは、受け入れられないのではないか?
河川から流入する砂も護岸提で仕切られて湖との連続性はない。

きれいな湖の頃は、シジミも取れて湖水浴もできたが汚くなって誰も寄り付かなくなり
今さら砂浜を作ってもペンペン草しか生えないのではないか?

砂浜には「いやし」「親水権」「景観上の価値」があるといわれている。
白砂青松、広い空を求めてわざわざ沖縄やハワイに行かなくても手っ取り早く近くの浜で済むなら
それに越したことはない。
都市住民と農村住民との意識の溝は深い。
市民の中にも意識のズレはある。(大概の人はピュアなエコロジストに会うと引いてしまいます)

昔の思い出に浸るのもいいが、生活の中で「里浜」がどう位置づけられるのか?
アースデイつくばで「雑木林」の価値を考えたように、「砂浜」についても人と自然が
折り合って生きていく試金石のように思えてきた。

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May 15, 2005

外来魚の水揚げ

霞ヶ浦の北浦で行われている「外来魚の水揚げ」に行ってきました。

この取り組みは、地元漁協(北浦漁業組合)と有機農業団体(ギルド)とNPO法人(アサザ基金)が連携して
漁師さんにとっては経済価値のない魚(アメリカナマズ、ハクレン、ブラックバス、ブルーギル)を産卵期の今の
時期に獲り、魚粉にして肥料にまぜ有機農家に使ってもらうという試みです。

今までも「外来魚の駆除」という名目で税金を投じて行われていましたが、今回は肥料にして地域に還元されることに違いがあります。今まで価値のない魚が価値のある魚に生まれ変わることで地元経済にも役立ちます。
また湖の富栄養化にとっても魚を取り除くことで魚に含まれているチッソ・リンの除去につながります。

有機農業団体ギルドの濱田さんは、今回の魚粉を使った農作物を「地域循環目的農産物」(環境パートナーシップ農産物)と呼び6月中旬頃から出荷していく予定と語っていました。

湖の伝統的地場産業である漁業が再生され、湖の周辺の農家が化学肥料や農薬を使わない努力をして、釣り人が釣った魚を持ち帰るルールを大切に守る、消費者も地元の魚の肥料で育った野菜を食べる、湖を中心として人とものが循環する社会への胎動が始まっています。

そうした試みのが行われている最中、「全農秋田」の背信行為は腹立たしく思います。
生産者と消費者を取り結ぶ農協や流通機構の改革を強く求めます。

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Mar 21, 2005

第4回自然再生協議会

第4回自然再生協議会に参加しました。
今回は、全体目標と個別目標の設定と事業計画(素案)と役割分担を話し合う。

全体目標は、「この地域の特色と変遷を踏まえ、自然の力を借りながら変化に富む水辺空間を再生し、かつての霞ヶ浦に普通に見られた動植物を呼び戻し、憩いの場・環境教育の場として役立つこと、人と自然が共生していくことを願って多様な動植物が生育・生息し、里と湖の接点を形成する湖岸帯の保全・再生を図る。」
となりました。

個別目標は3つのカテゴリー(生物多様性と人と湖のつながり、湖岸景観)に分かれ、生物多様性では、湖岸環境の保全・再生をテーマに「地域の特色と変遷を踏まえ、多様な生物の生育・生息する水辺を保全・再生する」人と湖のつながりでは、「環境学習等の場としての活用、霞ヶ浦環境科学センターと連携した、霞ヶ浦を身近に感じられる学習等の場」湖岸景観では「湖岸景観(場)の再生、心が癒され安らげる、湖岸景観を保全・再生する」

その他配慮事項に「きれいな水の再生」「触れてみたくなる水辺の再生」「自然と人の暮らしの共存」が挙げられました。

審議の中で地元住民のHさんは、「霞ヶ浦環境科学センターが来ても地元の人間は迷惑施設がきたくらいにしか思っていない。」里とは生活空間であって、環境学習を意識して生活している訳ではない。
もっともだと思った。地元の人にとって動植物の生育より自分の生活の方が大事。
堤防壊して動植物の環境を増やしましょうなんて言ったら、袋だたきに会いかねない。

すでにサラリーマンや車社会になって、湖と人のつながりが途切れてしまっている中で、どうしたら関係を修復できるのだろう。
もう一度、漁師になって湖の糧で生活しましょうというのも現実的でない。

目標はたしかに素晴らしい内容だが、事業計画(素案)において住民の理解がどこまで得られるか、疑問を抱きながら湖岸の道を家路に向かった。

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Mar 09, 2005

再開発のコト

初登場の礒部です。
2月にライター登録していただいたのに、全然記事入れられてませんでした。
今後は、ちょこちょこ登場しますので、よろしくお願いします。

「飯田橋ヒルズ」って聞いたことありますか?
一昨年の暮れくらいに、ちょっとだけニュースに出たんですよ、飯田橋に「六本木ヒルズ」みたいのができるらしいって。飯田橋をご存知の方は、あの変な丸い歩道橋のある職業安定所の近くっていったらイメージ沸くかもしれないですね。小石川後楽園のあたり、そう、そのあたりです。
そのニュースの対象地区がうちのマンションを飲み込んでいたので、びっくりです。何せ、新築6年目くらいのマンションなので、早々に取り壊されても、うちの財産なのにどうなっちゃうの、と思っているうちに、地域で再開発を考える協議会が以前からあり活動していることを知りました。ついに、うちのマンションからも出席することになったのが、昨年の5月頃、ですから、もうすぐ1年になります。

実際には再開発をしますって話でした。再開発地区は近隣の5地区に渡っていて、既に1地区は再開発が終わっていて、1Fにお店やレストラン、2F以上の低層階がオフィス、上層階が居住スペースになっている大規模なビルが完成しています。さらに別の1地区が昨年、再開発が決定し、そろそろ取り壊し&新しいビルが建つことになります。3地区目に進んでいるのが、私の居住する地区です。さすがに自分の住処なので、しっかり聞くと、再開発が行われることが決まれば、私たち住民は、後にできるビルへ移るためにかなりよい条件が提示されるようです。建て替え期間の住居費、引越し代なんかも負担してもらえるらしいです。と、まあ、条件的には悪くなさそうだし、ちょっと面白そうな話でもありますので、わりと真面目に積極的に参加しています。

この話、北海道の田舎の父親に話したら「えー、取り壊しちゃうの?勿体ない」というリアクション。確かに大量の建材なんかのゴミがでます。去年は地震なんかで、倒壊した建物を見る機会も比較的多かったので、まだまだ、利用できる建物をいっぺんに壊すのってひどく地球に優しくないという気もしてしまいました。ただ、昨年初夏に、近隣でボヤがあり、消防車が入り込めず、大変だったこともあり、確かにこの近くは古い建物も多く、ごみごみした地域であることを改めて認識しました。建て替えして、整然とした街並みにすべきだという意見もありだと感じました。建て替え後のビルを環境に配慮した、自然エネルギーを活用したものにすることが、長い眼で見ればよいのかもしれません。家庭にある製品だって、使えるものを使い続けるよりは効率的なものに買い換えた方がよい場合もあるだろうし、例え、ゴミ排出&経済的なことを考慮したとしても。でも、比較がひどく難しいというのが本当のところだと思いますけど。再開発に関しては、住民みんなの意向になるので、私としてできることは、決まったとしたら、やはり環境に配慮した、持続可能な住み易さのある調和の取れた再開発にしてもらいたいって主張することくらいですかね。

昨日、今年になってから初めての会でした。バックアップしていただいているコンサルタント会社、区のまちづくり担当者も含めての会議で、まずは、どんな街づくりにしたいかの意見をまとめた、たたき台を配布されました。区の財政事情は非常に厳しいとの、説明つきで。やはり、環境問題は見落とされていて、わずかに景観のところに、緑化などが入っている程度でした。環境に配慮した設備、例えば、太陽熱エネルギーを利用するなど、を考えることで、ビル内のオフィスの熱エネルギーを有効利用して、月額費用を落とすなど、特徴的な設備にして欲しい、などの意見を出してみました。京都議定書も発効されたし、それこそ、話題性もでるし、新しい試みとして企業誘致が呼び込めて、補助金など必要なし、くらいの、パワーある新しい再開発であって欲しいといのが私の理想です。

今後の成り行きをしっかりと見守りたいと思ってます。ただ、順調にいっても7年後とかそんな気の長い話だったりしますので、社会情勢を見ながら、軌道修正していくことも必要になりそうです。夢のある話として、育てていきたいものです。

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Mar 08, 2005

霞ヶ浦清掃作戦

先週の日曜日(3/6)霞ヶ浦周辺の市町村合同で霞ヶ浦清掃作戦が行われる予定であった。
私も市民協会で関わっている新川クリーン作戦に参加して、その後場所を替えて霞ヶ浦湖岸に移動しようと計画していた。

新川で清掃活動をしていると、ミニパトが回ってきて「本日予定していた霞ヶ浦清掃作戦は来週に延期になりました。」と放送があった。(天気予報で午後から雪という話であった)

肩透かしを食った感じです。この間のツェッペリン号の時も来るぞといって、強風のため延期と同じ状況。
失望感、役所の無気力感が漂う。これでは、せっかく集まった住民が次来なくなってしまう。
行政の人の考えは、早く済ませて楽したいという気持ちに傾いているのではないかと勘ぐってしまう。
市民との協働なんてほど遠い。

前日の雪が残る中、水路の清掃をしていたハス田の集落の方やオニバス池のアカモク取りに精を出したボランティアの方の方がよっぽどたくましい。

霞ヶ浦の浄化が進まないのは、行政の怠慢以外何者でもないと痛感した。

柳川の掘割物語で、埋め立て確定の流れの中で1年間埋め立てを待って欲しいと掘割を清掃した職員の気持ちを見習ってほしい。


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Feb 28, 2005

常陸川水門

国土交通省霞ヶ浦河川事務所主催の「ふれあい巡視」に参加しました。
霞ヶ浦湖岸を住民と行政が歩きながら今後の霞ヶ浦について考える企画で今回が5回目。

机の上で図面を見たり、数字を転がしているよりもずっと勉強になる。
百聞は1見に如かず。

第一、とてつもなくデカイ。
川全体を8個の水門で閉ざしている。

大雨で上流の水かさが増えたときには、水門を開けて放流し、逆に大潮や海水が入らないように普段は閉じている。
湖と川の水位が一定に保たれるように調整弁のような働きをしている。
この水門によって私たちの生活は守られ、飲料水も確保される。
代償は、生態系の破壊、水質の悪化である。有明海の水門と同じタイプ。

スマトラ沖の大地震のように津波が来たら、どうなるか?聞いてみた。

昭和38年の製作なので、そこまでは想定していない。分からないそうだ。
21世紀の水門を住民と行政と専門家で考える時期だと感じた。
誤解を恐れず言えば、災害はどんなにしても避けられない。
洪水の時は、田んぼや畑に水を流す。
そこに住宅があったら他へ移転してもらうか、高床式にする。

塩害も取水の位置を上流に変更する。
湖の危険と隣り合わせで暮らしたほうが、人と自然の関わり方が深まるように思う。

水門や堤防で一見守られているように見える環境は、異常だ。
自然のリズムに人間の営みを合わせるほうが、スマートだ。


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Feb 15, 2005

霞ヶ浦環境科学センター

霞ヶ浦環境科学センター(仮称)の現地見学会と意見交換会に参加しました。
土浦港脇のホテルCANKOHからバス3台で、所要約20分。小高い丘の畑の真中にあります。
眼下には霞ヶ浦が広がり、なかなかのロケーション。

この施設は、1995年に世界湖沼会議が霞ヶ浦で開催されて、茨城県知事さんが市民・研究者・行政が交流、研究できる活動拠点を作るということでスタートしました。
10年たってやっと開館にこぎつけました。

ただこれからが大変。
市民団体同士の連携、財政難の中での運営、行政の縦割り組織の弊害。
第一、ここにたどり着くのに車しか交通手段がない。

せめて路線バスやコミュニティバスを通してほしい。
(ほんと陸の孤島です)

そこで考えたのが、水上バス。(浜松町の竹芝桟橋から東京国際展示場を結ぶ船、又は浅草の吾妻橋からお台場に行く水上バス)土浦港から環境センター前まで霞ヶ浦を眺めながらの船旅約30分。
船を下りたら、蓮田を眺めながら環境センターまで徒歩10分。

おりしも自然再生協議会で、この湖岸沿いをかつての霞ヶ浦にしようと活動が始まっている。
つい最近まで霞ヶ浦周辺の人は、船で行き来をしていた。
村村には便利屋さんという人がいて、日常品を買出しに船で土浦まできていたそうです。
水上バスを通して、霞ヶ浦を見直してみるという試み、いかがでしょうか?


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Jan 26, 2005

自然再生協議会と1日きこり

霞ヶ浦の湖岸を再生する田村・沖宿・戸崎地区自然再生協議会に参加しました。
前回(第2回)が4グループに分かれてディスカッション。その後、全体発表。
今回(第3回)が、グループ討議を踏まえて全体目標・個別目標を話し合う場。
多様な植生・生物の連続する地形の再生。
人と湖のつながりの再生。
環境教育の場。安心して近づける前(My)浜など。

前回の会議では、霞ヶ浦総合開発によって作られた逆水門の管理、水位の問題をどう扱うかといった質問も出ました。(この協議会では扱わない。)
元々、ヨシやガマのあったところに堤防を作って霞ヶ浦を水ガメにしようと始めた霞ヶ浦総合開発。
堤防のおかげで水害から守られている面もある。農業用水として利用しているメリットもある。
自然と人の共生。リスクとベネフィットをどこで折り合いをつけるか、今後の展開に注目したい。

翌日は、アサザ基金の1日きこりに参加。
NECの社員の方によって刈り取られたお米(約500kg)は、高浜の白菊酒蔵で仕込まれて3月には日本酒になります。今回は田んぼ脇の斜面の下草刈と間伐。
ソーシャルキャリア勉強会で一緒になった筑波大院生のM君も初参加。
「現場」を体験するって大切ですねと言われていました。
普段、教室で授業を受けてゼミのレポートを書いて単位を取るといった学生生活では味わえない感覚。
社会人も同じ。会社の中で事務をこなして、週末は家族や友達と過ごす日常生活とは異質の空間。
なかなか、この1歩が踏み出せない人が多い。

湖の再生も周辺の田畑や里山とのつながりが大切。
湖の中だけを見ていては分からないことが多い。


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Jan 11, 2005

ソーシャルキャリア勉強会

明けましておめでとう、とも言えないようなスマトラ沖大地震と大津波の災害。
同じように大学4年の時、北海道南西沖地震の被害映像を見て、災害ボランティアとして奥尻島に駆けつけ5ヶ月間
現地で過ごし、その後就職後も阪神・淡路大震災の時もボランティアに関わり、会社を退社後はエクアドルに渡り土と関わる農業体験。米国に留学し経営コンサルの資格を取って帰国後は有限会社フォレスト・プラクティスを立ち上げる田辺 大(タナベ ユタカ)さんをお招きしての勉強会。

最近、学生さんたちと交流していると彼らの熱意に触発されます。
勉強会後、田辺さんを囲んでの懇親会もありますのでご参加ください。

セミナーの詳細は
http://www.kasumigaura.net/ のお知らせをご覧下さい。

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Nov 29, 2004

水郷水都全国会議in浜松

先週の11/27~28浜松の静岡文化芸術大学で開催された「第20回水郷水都全国会議」に参加しました。
この大会は1984年に世界湖沼会議が琵琶湖で開かれ、市民グループのネットワークをつくろうと始まった会議で第1回が松江、第2回が土浦でという具合に年1回のペースで全国を回っている。
 今回の会場となった浜松では、佐鳴湖の水質悪化や天竜川、大井川のダムの堆砂、遠州灘の砂丘の侵食などが
課題となっており、それに取り組む市民グループの活動が報告されました。
 
また全国の市民グループでは、松江や土浦、東京、久留米、徳島、静岡、新潟などから集まり同窓会の様相。

最初は、住民と行政の「対立」の構図だったのが、最近は「連携」「協働」の構図に変わってきたこと。
中央省庁は、ものわかりが良くなったが、地方によっては従来どおりの「お役所意識」が残っていること(地域によっては温度差があるけど)

住民による地道な活動が、明治以来続いてきた中央→地方→住民というトップダウンの体制を突き動かして、住民→地方→中央に変わってきている印象を受けました。

中心になっているメンバーが、主婦、研究者、漁業関係者、教育関係者というのもこの会の特徴です。
これに企業や農業関係者や林業関係者が加われば、山、川、海のネットワークがつながるのになあと感想を持ちました。

別のシンポジウムで「水の都再生、リバーフロントからの挑戦」では、三井、三菱、森ビルの御三家が東京の水辺空間を再生する手法を報告されていました。
日本橋の高速道路地下化やお台場の開発、六本木ビル開発など

「水の都」「親水権」といったキーワードが、人と人、人と自然の間を取り持ってくれればいいなと思いました。


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Nov 22, 2004

1日きこり

昨日(11/21)茨城県石岡市東田中でアサザ基金主催の「1日きこり」に参加しました。
耕作者が放置した谷津田の田んぼをNEC社員の方とNPOと地元の農家の方が復田化して収穫したお米は地元の酒造メーカーで醸造してNEC社員食堂などで販売します。
周辺の雑木林は、篠竹(アズマネザザ)に覆われていたのを、草刈機や鎌で刈ります。
明るくなった林には、低層のスミレなどの花も咲きネズミやカエルを狙うオオタカや梟といった猛禽類も営巣します。

水源地としての田んぼや林は、湖に注ぐ川の水をきれいにします。
林→わき水→田んぼ→川→湖という過程に人間が「手」を加えることで自然と人間が共存できる環境が生まれます。

先日行なわれたNEC社員による稲刈りでは、子どもよりもお父さんの方が楽しんでいたそうです。
昨日の「1日きこり」には数組の家族と小学生、地元農家の方約20名が参加。

草刈を行なった後は、つきたてのお餅を入れたお雑煮。
近くの畑で採れたお芋を、わらや落ち葉の中に入れて焼き芋づくり

里山の秋を満喫しました。

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Nov 09, 2004

地球温暖化と里山保全

このところシンポジウムづいて頭の中が整理がついていません。
まさに収穫の秋。いくつか紹介します。

10月27日、東京電力エネルギー講座「知っておきたい家庭用電気料金のしくみ」
11月2日、電力中央研究所「エネルギーの将来を考える」
10月24日、霞ヶ浦市民協会「ゼニタナゴシンポジウム」
11月7日、宍塚の自然と歴史を守る会「里山のため池の保全について」

前半の2つは、エネルギー関連、地球温暖化、旬な話題。
家庭における電気料金の仕組を分かりやすく解説。
原油高騰の影響も心配?
生活者の立場から、環境に配慮した消費行動、使っている電気量を計測できる機器の設置したらどうか。
省エネには男性の家事への協力が不可欠(女性の発表者より)
車に頼らないコンパクトなまちづくり(郊外のニュータウンは車社会)
一人暮らしの高齢者の電気使用量の増加。(1日コタツに入ってテレビを見ている)
アメリカでは、非血縁関係の共同住宅(シェアリングハウス)が普及。光熱費を抑えるため
新エネルギー(太陽光、風力)や省エネ機器や省エネ住宅を普及して地球温暖化を乗り切ろうというのが主旨。
環境税の導入について質問してみました。
「人間は、何かきっかけがないと行動を改めない。携帯電話の運転中の禁止も罰則ができたのでなんとかしなくちゃ。」と動き出した。
会場の意見は、環境税を取る前にもっと省エネをすすめようというのが主流。


後半の2つは、生物多様性、自然と人間の共生がテーマ。
農業の近代化、都市化に伴って失われる自然、希少生物。
里山の生活には、持続可能な循環型社会、自然と人間の共生の姿があります。
この10月、20年ぶりにため池の水抜きを行い外来魚(ブラックバス、ブルーギル)を駆除。
ブラックバスの胃の中をみたらコブナやザリガニ、ヤゴといった水生昆虫が。
駆除した後、どういう水生昆虫、魚、植生が復活するかモニタリングを継続。
一方かつて霞ヶ浦で繁殖していたゼニタナゴは、生息地を追われ東北の小河川に細々と生きている。
人工飼育された種もあるが、近親交配のため遺伝子の多様性に問題があり野生に返すには課題が多い。
今後、地域の中で希少生物が生息できる環境を行政、住民、研究者が連携をとって守っていかなくてはいけない。

この秋は台風や地震で人間にとっても野生生物にとっても多難な時期でした。
これも自然をないがしろにして好き勝手やってきた人類に対して自然が反乱をおこしているようです。
せめてもの罪滅ぼしに自然の中で汗を流しませんか?
アサザ基金主催「1日きこり」11月21日9:20~16:30 石岡市東田中
詳しくはホームページでhttp://www.kasumigaura.net/asaza/event/index.html

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Nov 01, 2004

自然再生協議会

自然再生推進法という法律が施行されて、各地で失われた自然(湿地、砂浜、湖沼など)を再生する取り組みが始まっています。

霞ヶ浦においても霞ヶ浦環境センター(仮称)が平成17年にオープンするのに伴い、かつての湖岸を再生しようと自然再生協議会(田村・沖宿・戸崎地区)が立ち上がりました。

先日、その初会合に参加。
多様な主体の参加といわれるように、市民グループや住民、研究者、行政など80名くらいが出席。
国土交通省河川事務所の方が、協議会の主旨、進め方、スケジュールなどを説明。
質問と自己紹介。約3時間。

これから現地見学会や2ヶ月に1度の会合を設けて、事業計画を平成17年度中に作成。18年度から実施の予定。

参加者のメンバーで一般市民の方が多く、ほっとしました。
詳しくは以下のホームページで。
http://www.kasumigaura.go.jp/

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Aug 28, 2004

諫早湾水門工事差し止め

諫早湾水門工事に裁判所がストップをかけました。
今までは行政の裁量権に寛大だった司法が、環境や住民の声に耳を傾けた成果だと思います。

かつては、食料確保、洪水対策のため進められた干潟の埋め立てや水門の設置が、環境の視点や漁業資源の確保の要請で見直しを迫られています。
霞ヶ浦でも昭和38年に治水・利水の洪水対策のために逆水門が利根川河口に設置されて、ヤマトシジミが大量死しました。貝類は水質の変化に敏感です。今回の諫早湾でも物言わぬ貝が物を言った感想を持ちました。
貝は環境のバロメータであると同時に水中に含まれる有機物(チッソやリンなど)を吸収して水をきれいにしてくれる
働きもあります。それを人間が採ることによって、富栄養化を防ぐ効果もあります。

採る漁業によって自然のバランスが保たれていた。
アサザ基金では京都大学と民間のシンクタンクが共同で、採る漁業の経済効果をはじいています。
疲弊する地元産業を漁業で復活させ、自然回復にも貢献しようという一石二鳥を狙っています。
http://www.kasumigaura.net/asaza/kenkyu/list/seminar08s0.html

では、洪水になったらどうする?という問いには、水門以外の手段を探しましょうと答えます。
周辺に緑を植えたり、遊水地を設けましょう。
塩分が混ざった水では、工場の設備が錆びてしまったり、田んぼで米が育たないという声には、クローズシステムや溜池の見直しがあるでしょうと答えます。

20世紀に構築された人工物を見直して、次の世代に元の自然を引き継ぎましょう。


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Aug 04, 2004

大切なもの

私の現在の住まい土浦で開業医をされている佐賀純一さん(「浅草博徒一代」を最近新潮文庫より上梓)から丁重なお手紙と講演記録をいただいた。

佐賀さんは土浦で生まれ、しばらくハワイの病院で勤務、久しぶりに帰った故郷の変わり様に驚き「土浦の自然を守る会」を発足(S46)桜川の自然公園化、琵琶湖大津で行なわれた世界湖沼会議で霞ヶ浦の惨状を報告(アオコを持参)翌年松江で開催された水郷水都全国会議では「宍道湖・中海を霞ヶ浦の二の舞にするな」と水門締め切りによる淡水化推進に走る国、行政、地元商工会を相手に漁業者、学識者、市民から熱烈な支持を受けて、当時の竹下首相へのふるさとを守る葉書作戦や淡水化反対署名(30万)を集め、ついに淡水化中止にいたった市民活動の鑑のような方。

今回、「土浦の自然を守る会」の会報誌「桜川」をデジタル化するにあたって、現在の会長奥井登美子さんとお話しを
伺えないかとお願いしたところ、「僕のような年寄りが出ると若い人が萎縮する。」と断られました。
代わりに水郷水都全国会議(松江)での講演記録と柳川の掘割物語とボブディランの歌の歌詞に使われた浅草博徒一代の記事を送ってくれました。

佐賀さんは、大切なものは子どものような心だと言います。
子どもの頃にきれいだった霞ヶ浦で遊んだ思い出があって、変わり果てた霞ヶ浦を見てなんとかしたいと思う心。
柳川でも掘割を埋める計画があって、市役所の一人の職員が半年間だけ埋めるのを待ってくれと市長に直訴して
川に入ってドロだらけになりながら清掃する姿に市民が打たれ、埋め立て中止の決断を市長にさせた子どものような心です。

大人になると目先の利益や効率優先になって、子どものような心を失ってしまうようです。
相談員として電話を受けていて、時々悲しくなることがあります。
人間のプライドまで失った人の多いことに愕然とします。
少しでもまけさせよう、ゴネ得を考える人間。
数字の計算、つじつま合わせ、言い逃れは上手い政治家、官僚、企業経営者。

子どものような純粋な心もかすんでくる、最近の犯罪の低年齢化。
佐賀さんや松江や柳川の皆さんのように、自分の子どものころの楽しい思い出を大切に育てている大人になりたいと思いました。


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Jul 16, 2004

家庭ごみ有料に賛成?

家庭ごみが有料化される方向だ。
ごみの収集は、基本的に地方自治体の業務であるから、現在でも、分別や有料無料については、地域によってとても差がある。
私が住んでいるところは非常にシンプルな分別で、せいぜいビン・缶と燃えるごみを分ける程度。
プラスチックなんかも、燃やせるごみとして捨てることができ、ごみ捨てがそれほどストレスにならず、助かっている。
もちろん、有料化もされていない。

家庭ごみの有料化については、現在でも半数近い自治体ではすでに実施されており、料金の取り方は、ごみ袋に回収料金を上乗せしているようだ。
北九州市の事例では、45ℓでゴミ袋一枚15円だそう。
まあ、有料とは言っても、たいした金額ではない。

今回、環境省は廃棄物処理法の基本方針を変更する予定。
ごみ有料化を、「必要性に応じて」みたいな表現から「原則有料」に書き換えるという。
これにより、ごみ有料になる地方自治体は増えていくと予想される。

一枚15円程度であれば、実施されたとしても、大した打撃にはなるまい。
うちの場合は、大体週に90ℓ程度ごみを排出する。
二人暮しの家庭としてはたぶん、多い方だ。ごめんなさい。
普通の燃えるごみ45ℓと、ビールの缶ごみが45ℓなのだ。
ビールの缶ごみは圧巻だ。ビールの缶だけを透明な袋にいれるとまるで「葡萄」みたいに見える。
それを、毎週日曜日、一階のゴミ捨て場に搬出するのだが、途中エレベーターで他の住民に会うのが怖い。
そんなにたくさんビールの缶を捨てるのはみっともないからだ。
エレベーターで会ってしまった場合は、ビールの缶ごみを後手に持って見えないようにし、「どうも」なんて笑顔にして、どうにかビールの缶ごみを見られないような工夫が強いられる。

それはさておき。
現行のままで、ごみ代を消費者に負担させるのはいかがなものか、と私は思う。
「燃えるごみ」の内訳はいかがだろうか。
ほとんどが「包装」のごみである場合が多いように思う。
包装でなくても、広告ごみが多い。
郵便受けには毎日多大な広告が入れられる。
マンションを買えとか売れとかの広告や、美容院、ピザ屋、ADSL。
頼んでいないごみが、毎日大量に郵便受けに入る。
新聞にも、大量にちらしが挟み込まれている。
うちは朝日と日経だが、朝日は広告太り。日経でさえも最近は広告が挟まれている。
広告ほしいなんて、頼んでない!

それにスーパーで買い物するときはどうだろう。
肉や野菜を美しく見せるために、パッケージが施されてるのが普通。
大体の食品はパッケージがついていて、そうでないものを選択する方が難しい。
消費者としては、過剰なパッケージを回避するのも難しい。
そういう工夫をするのが消費者の責任という意見もあるが、そういうことに、全力で立ち向かえる人ばかりではない。
(たとえば、全てのパッケージが過剰だからという理由で、買わずにその店を出て、他の店で買い物しなおすなどということは、時間のない私たちには無理)

広告にしてもパッケージにしても、売り手の販売促進の結果である。
販売促進だって、悪いことではない。
それがあってこそ、経済が発展するんだとも言える。
原始的な不便な世の中だけが、消費者運動の目指すべきものではない。

だから、ごみ代を即消費者の責任にしてはいけない。
個々の消費者の選択で節約できるものではないからだ。
おそらく、私のように無頓着な人と、意識している人とでも、その差は一ヶ月150円程度。
それでは意識損。
やりがいもない。
つまり、現状では、努力する消費者と、努力しない消費者で、それほどごみ排出量に差がつかない。
いやいや45ℓの差は大きいのだから、反省しなさいという声も聞こえてきそうであるが、ごみ減量努力の代償が15円であれば、それも厳しい。
努力をしない言い訳を、15円で解決してしまいそうだからだ。
小額であれ、お金を払うということは、ごみを出す言い訳につながるのだ。

ごみ減量を目指すならば、広告や包装に対するなんらかの工夫が必要な気がする。
どんな広告やどんな包装が、環境にも経済にも良いか、会社の人は考えてみるとよいだろう。
事業として、今後成長するかもしれない。

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Jul 05, 2004

安全安心の農業と化学物質

はじめまして、24期の菊地敏夫と申します。
普段は日本ビクターお客様ご相談センターで相談員をしています。

休日は、地元(土浦)で霞ヶ浦市民協会の会員として里山保全や水質調査、子ども達と環境学習をしています。
かすみがうら*ネット の個人メンバーのサイト泳げる霞ヶ浦で
活動内容を見れます。

今回は、霞ヶ浦の水を飲んでも平気なの?
特に昨年コイヘルペスKHVで大量のコイが死んで、あの汚れた水に強いコイが死ぬほどの水を飲んで大丈夫だろうかという疑問に参考になればと化学物質の研究者の松崎早苗さんとNHKのETVスペシャルで話題になった「不耕起
栽培」の岩澤信夫さんをお招きして講演会を開催しました。
(参加者約130名)

松崎さんは「人間の体は16兆個の細胞でできていて各々が微妙なバランスで成り立っている。分子構造の大きい
ウィルスやダイオキシンなどは細胞が危険を察知して信号を発するが、分子構造の小さい化学物質や似通った分子はそのまま取り込まれてしまう。すると本来の発育が遅れたり情緒が不安定になったりする子どもが増える。」と警告を発せられました。

最近の「切れやすい子」も化学物質の影響?

一時騒がれた環境ホルモンもあまりマスコミに出なくなった。これは何故?
アメリカの化学学会が「因果関係の認められない化学物質は環境ホルモンと認めない」とガイドラインを決めて
日本政府、化学業界もそれに追従。宣伝効果が功を奏している。忸怩たる思いをしている。

ベトナム戦争で枯葉剤を使ったアメリカが、もし原爆の開発が遅れたら日本に使う予定であったという話にショックを
受けました。ベトちゃんドクちゃんの日本版太郎ちゃん花子ちゃんが出来ていたかもしれない(同じ名前の人、ゴメンナサイ)

水俣病やPCBカネミ油症のように被害者が出ている訳ではないけれど、化学物質過敏症(杉並病)アトピー性皮膚患者に見られるように化学物質は着々と現代人を蝕んでいる。

そこで岩澤さんの登場。本人、ガンを宣告されて遺書のつもりで書いた本(不耕起でよみがえる 発売元創森社)
でガン細胞まで退治したようなカクシャクとしたおじいちゃん。

話が上手い!(24期の岩瀬さんも感激)面白い!!

農業の常識は「耕す」こと。秋かき、冬かき、春かき、代かき。年がら年中土をまぜかえす。
岩澤さんの農法は「耕さない」刈った後もそのまま、冬になって水を入れる。(普通は乾田にする)
固い土に苗を植えるとイネが野生に目覚め冷害、虫、病気に強いたくましいイネが育つ。
副産物としてメダカやドジョウ、タニシやカエルといった田んぼの生物が帰ってくる。
アキアカネは前がかすむほど飛び立つ。この生き物たちが水をきれいにしてくれる。

冬にはマガンや白鳥が飛んできて雑草の根や浮き草を食べてウンチをしてそれが自然の堆肥になる。
ガンや白鳥を見にグリーンツーリズムもできて村おこしにもなる。

一番の障害は、農家の意識改革だ。
「あんな田んぼではイネ育てねえ!」家族、じいちゃん、ばあちゃん、茶のみ友達が心配しいしいやってくる。
「不耕起栽培」ではなく「不幸起栽培」だという。農家は化学肥料と農薬なしではコメは作れないと信じている。
農家にとって一番効くのは、消費者の声だ。
「安心して食べられるコメ食わせろ!」「農薬も化学肥料も使っていないコメ食わせろ!!」
農林省も今までの減反政策を改め「売れるコメ作り」に方向転換。
今までのエネルギー消費型の工業化した農業から循環型、環境保全型農業にシフト。

それで本当においしいの?
「一度食べたら分かるよ、全然違うから。」と5月に佐原に田植えに行った人の弁。
こりゃ、秋の収穫でいくっきゃないね。

NPO法人メダカの学校.http://www.npomedaka.org/fukouki_01.html


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