レジ袋有料化がそのうち実現するのだろう。
これに真っ向から対立する理由はないし、対立したら人間性まで疑われそうな風潮だし。
近い将来、一袋5円なり10円なりの代金が買物の際、追加されるようになるんだろう。
消費税値上げの際と同様、消費者は、一時騒いで反応するかもしれない。
でも、慣れれば平気。
気にせず有料でレジ袋を購入するようになるのかもしれない。
そうやって、消費者へ負担を求めるのが、一番楽ってな風潮が出来上がる。
レジ袋有料化はいつ頃だろう。
2007年から、なんて書いてある新聞を見つけた。
消費税値上げとどっちが先に実践されるのだろうか。
有料になったレジ袋は「商品」になるんだろう。
すると、レジ袋は有料になるだけでなく、消費税もかかるようになるんだろう。
真っ向から反論する気は毛頭ないのね。
だけど、この制度には疑問が一杯っていうか、もっと全体を見渡そうね、って感想がぬぐいきれない。
レジ袋有料化は、時代にそぐわないと思うのだ。
(あー。こんなこと言うと、また、なににでも反抗する、とか思われるのだろうなあ)
思うところは二つだ。
レジ袋有料化は、少子高齢化社会に逆行する。
それと、
レジ袋有料化は、店(とくに量販店)の売り上げに多大な影響を与える。
よって、経済には少なからず悪影響を及ぼす。
毎日の食事のため、仕事の帰りに買物をするのは誰だろう。
私が思うに(きちんとした調査は見てない。感覚的な実感なんだが)それは、妻だ。
買物担当が旦那になっているケースは、おそらく少数派。
共働き世帯は増えており、核家族化も進んでいる。
専業主婦といわれる役割は明らかに減少している。
共働きであっても、日々の買物は、妻の方が担っているケースがやはり多いのではないか。
働く女性の多くが、会社の帰りに買物をする。
これは、けっこう大変なんだ。
会社に行くきれいな格好で、高いヒールで、会社の書類とかも持ってたりして。
それなのに、大量の買物袋がさらに荷物として加わる。
買物っていうと楽しそうだが、はっきりいって毎晩必ず用意しなければならない夕食の材料を買うのは大変。
あまりおもしろくはない。
駅からまっすぐ家路をたどれる旦那を恨めしく思うこともある。
野菜なんか、とっても重い。
それに、経済を考えれば、まとめ買いの方が家計に優しそうだから、無理してでもまとめ買いをやってしまう。
少子化対策を考えるならば、専業主婦世帯よりも共働き世帯の方が子どもの数は多いという。
共働きで子育てをするってのは、まあ、専業主婦世帯で子育てをするよりか、一般的には時間的条件がきついわけで、それでも、経済的には専業主婦世帯よりかは楽な場合が多く、だからこういう調査結果が出てるのだと思う。
買物を主目的として外出するわけではない有職主婦。
荷物にショッピングバックが加わるのは、言葉で言うほど簡単なことではない。
さらに、この有料化運動。
量販店は、「税金として均等にとるならOK」とか考えて油断してる場合じゃないぞ。
量販店の売り上げは、絶対に下がる。
日常の買物をするとき、そこに幾ばくかの「衝動買い」が加わる。
スーパーなんかで、とくに起こりがちだと思うのだけど、どうだろうか。
「ああ、冷凍食品が4割引。じゃあ、いつか使うかもしれないから買うか」
と感じるのは、なにもチラシを見て戦略的に買物に行った客ばかりではない。
「いつか役立つだろう」
という気持ちで、余計に購入する食材は多い。
だが、レジ袋が有料ってのが少し脳裏に刻み込まれていると、そういう気持ちにブレーキがかかるのだ。
「一袋で入らなくなったらどうしよう」
と感じたとき、優先順位の低い冷凍食品は、棚に戻されてしまう。
持参した「ショッピングバック」のサイズにあう容量の買物を心がけるようになる
そればかりではない。
買物は、地元のスーパーに限ったわけではない。
ほとんどの日常的買物は、自分の駅でするとは言え、たまに勤務先の駅のスーパーで、探していた食材を一個だけ買うこともある。
「これ一つのために、袋をもらうのか」
と思うと面倒になって引いてしまう可能性は大いにある。
こういうの、積もり積もればけっこう打撃ではないですかね。量販店さん。
店の品揃えだって変わるかもしれない。
「必需品」に照準があたり、「ちょっと衝動買い」的なすてきな商品が消えた店頭は、考えただけでも、さらにおもしろくない。
とてもきれいな主張に映る「レジ袋有料化」。
そのことだけを見れば、時代にあった良い制度だろう。
だが、少子高齢化や経済低迷という別の側面から、見てみれば、やはり、
「買物する人は、買物を主目的として店に来た」
という固定観念から抜けきれていないように思う。
日曜日なんかに車なんかで来て、大量に一週間分の買物をするファミリーみたいなのにも、悪影響だ。
車で来るから、羨ましいような量の買物をして、1万円とかをスーパーで使っている。
その人たちだって苦労するだろう。
店から駐車場まで商品を運ぶとき、不便だろうと思う。
それに、買物って、ノリもあるから、1人で行うよりも、旦那なんかと一緒にやってる方が、余計なもの買うものですよ。
「楽しそうだから、買おう」
ってイベント化する。
主婦が渋ったって、旦那がお金寄付してくれたり。
週末まとめ買いにはそういう効果がある。
毎日買物する人に比べて計画的、とは、言い切れない面がある。
レジ袋有料化は最後の手段だ。
消費者にいきなり責任を押し付ける前に、やるべきことがあるはず。
そして、やれると思う。
こういう世論が高まった今、レジ袋代金を節約するための販促手腕というものは存在すると思う。
いきなり顧客に負担を押し付けるよりも、まずはそういうアイディアを生かす方が先だ。
経済にも良い。
それが無理ならせめて、一袋目だけは無料にしたい。
衝動買い防止には、難しいかもしれないけど、それが、「他にも予定があってついでに買物する」消費者に対する販促活動になる。
「クールビズ」始め、最近の環境省の主張。
「環境問題だから反対しづらい」という風潮を作ったのは立派だ。
だが、経済は悪者ではない。
環境と経済を、対立するものとして捉えることには疑問を感じる。
せっかく成長した経済を否定する必要はない。
経済国としての、日本ならではの、
「さすが」
な環境対策を、考えるべきときが来ている。
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